【学校保健のミッション(9)】新型コロナ対策を生きた教材にしよう

埼玉大学教育学部教授 戸部 秀之
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コロナ禍の子供に寄り添う 学校保健のミッション


人は誰でも、自分で決めて実行したいという欲求を持っています。新型コロナ予防においても、子供たちが自ら決めて実践する機会を持つことが大切です。小学校のある養護教諭がインフルエンザ予防のために行った次の実践は、新型コロナ対策を生きた教材にする上でも、大変参考になります。

その学校では、インフルエンザ予防のために、保健室から全校に「手洗い」の励行を呼び掛けているのですが、実施状況が芳しくありません。そこで、児童保健委員会で、子供たちに「魚の骨図」(特性要因図)を作ってみようと養護教諭が持ち掛けました。

「魚の骨図」は、課題解決を図る際、課題の原因を掘り下げていくのに有効な方法です。……

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