【学校×スマホ(2)】スマホと子供たちの現在地

兵庫県立大学准教授、学校における携帯電話の取扱い等に関する有識者会議座長 竹内 和雄
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学校×スマホ 持ち込みルール改正をきっかけに


内閣府の「令和元年度青少年のインターネット利用環境実態調査」によると、スマホを含む携帯電話の所有率は、小学生が55.5%、中学生が66.7%、高校生が97.1%です。小学生と中学生の所有率は年々高まっており、携帯電話のうちスマホの占める割合も増え続けています。この調子だと、小学校高学年の大半がスマホを持っている時代はそう遠くないでしょう。

しかし、スマホは高性能・多機能な代物ゆえ、使い方を誤れば事故やトラブルも起こります。かつて「出会い系サイト」を巡る事件が頻発し、これを規制する法律が制定され、関係者が尽力したことで、「出会い系サイト」での被害児童数は激減しました。具体的には、2003年の1278人から17年は29人にまで減少し、現在はデータの公表さえされていません。

昨今は被害の現場が出会い系サイトからSNSに舞台が移り、被害児童数は08年の792人から19年は2082人と急増しています。……

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