【世界の学校、世界の潮流(7)】「最先端の学び」で注目されるシンガポール

Demo代表・教育ファシリテーター 武田 緑
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世界の学校、世界の潮流


「最先端の学び」と、近年日本でも注目度が高まっているシンガポールの教育。現地に行って強く感じたことは、国や産業社会の要請に学校教育が機敏に応えているのだな、ということでした。資源も豊かでない小さな国であるシンガポールは、独立した時から、グローバル企業のアジア拠点としてのポジションを取ることや、IT立国、STEAM強化を標榜していました。

例えば、STEAM教育においては、国立のサイエンスセンターがリーダーシップを取り、導入の旗振りやサポートをしていますが、これはそうした国家戦略に基づいたことです。金融教育、二言語・グローバル教育、起業家教育が進んでいることにも、同じ背景があります。小さな国であることによって「小回りの利く」国家運営ができており、その中で教育は重要な位置に置かれているのです。

このように「テクノロジーに強いグローバルな人材」を育てるという明確なコンセプトの下、各学校で教育活動が進められています。……

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