【リフレクション(10)】リフレクションは、子供たちの未来をつくる

東京都三鷹市立第三小学校主任教諭 山下徹
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 このたび、ありがたいことにたくさんの方々のご縁で、リフレクションに関する連載をさせていただきました。私自身がこれまでの取り組みに向き合う中で、改めて自分の大切にしているものが強くなったような気がします。

 自分自身に向き合うと、自分自身が大切にしている価値観に出合います。それは、これまでの経験の積み重ねから生まれたものです。私自身にとって、それは前職での上司との出会い、経験が形づくったものでした。それは、自分の核となるべきもので、指針にもなり得るものです。

 リフレクションを学ぶのは、未来をより良く生きるため――私は、こう思います。子供たちに伝える前に、教員がリフレクションをうまく使い、幸せな生き方を実現してほしいと感じます。そうすることで、教員一人一人の姿勢が、在り方として子供たちに伝わると思います。教員自身がリフレクションを通して幸せを実感していることが、大切なのだと思います。

 私自身も毎週、教員の方々と自分自身のWell-Beingについてリフレクションをしています。もう、かれこれ3年近くになりました。私にとっては、とても大切でありがたい、学びのコミュニティーです。

 安心・安全な空間で対話し、リフレクションし合うこと。これは、教員の在り方をつくる上でとても大事なことだと思っています。この場では、自分が考えていること、モヤモヤをただただ、ゆっくりお話しています。ただそれだけです。「受け止めてもらえる」という前提があるからこそ、物事に真摯(しんし)に向き合い、対話することができるんだと思います。

 自分の内面を見つめ、自分の中のWell-Beingを感じることで、日常生活のほんのささいなことや仕事のことについても、「自分は、こんなことに幸せを感じているんだな」と気付きます。その繰り返しです。私は、このコミュニティーを通して、大切にしているものをかなりくっきりと捉えられるようになりました。私自身が経験して、実感値がたまるからこそ、子供たちに伝えられると感じます。

 今後も、子供たちには、リフレクションすることの大切さを伝え、これまでの経験、これからの経験が財産になるよう、未来をより良く生きるために、リフレクションを活用してほしいと思います。

 改めて、たくさんの方々のご縁で、このような機会を頂いたことに感謝します。ありがとうございました。私自身の経験が、少しでも皆さまのリフレクションの役に立つことができればと思います。

(おわり)

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