【職員室革命(10)】マインドセット⑩ 全ての職員が当事者として「働き方改革」を推進する

中村浩二 名古屋市立矢田小学校教頭

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 本連載ではこれまで「学校の働き方改革」を実現するために管理職が大切にしたい「10のマインドセット」についてお伝えしてきましたが、いよいよ10回目、最終回となります。

 これまでの自身の「学校の働き方改革」に関わる研究や取り組みを通じて、管理職の役割は次の3つではないかと考えるようになりました。

①校長が「学校の働き方改革」の目的を明確に示すこと。

②教頭が目的に対する成果や課題をきちんと数値で示し、職員が納得と安心の下に、「働き方改革」に取り組むことができるようにすること。

③校長がサーバントリーダーシップを発揮し、ボトムアップによる具体策を教頭が取りまとめ、「学校の働き方改革」を進められるようにすること。

 私自身が強く思うようになったことは、「学校の働き方改革」は管理職が引っ張っていくのではなく、学校全体(チーム)で考えて取り組むことが大切だということです。教員が子どもたちの前でベストなパフォーマンスを発揮できるよう、働き方を見直す。「学校の働き方改革」は誰かがやってくれるものではありません。

 管理職の適切な働き掛けの下、主幹教諭として、教務主任として、学年主任として、学年のメンバーとして、担任として、自身の校務分掌の立場から、一人一人が当事者意識を持ち、学校の働き方改革の意義を深く理解すること。そして、「自分に何ができるか、自分は何をすべきか」を考え、一歩踏み出すことが、「学校の働き方改革」を成功させる鍵だと思います。

 多くの人たちにその一歩を踏み出す勇気を持っていただけるように、また具体策を提案できるように、私自身も今後、自分が与えられた立場で何ができるか、組織にどのように働き掛けるか、日々考え、取り組んでいきたいと考えています。

 本連載をお読みいただいた読者の皆さま、お付き合いいただきありがとうございました。

 (おわり)

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