【教師の働き方マインドセット (1)】教師の業務改善が子どものためになるものもある

髙橋朋彦 千葉県公立小学校教諭

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 初めまして。このたび「教師の働き方マインドセット」というテーマで連載を担当させていただくことになりました、髙橋朋彦と申します。公立の小学校で働き、今年で15年目になります。一般的な「教諭」という立場からではありますが、読者の皆さまのお役に立つことが少しでもあればという思いで連載を引き受けさせていただきました。これから10回にわたり、どうぞよろしくお願いします。

 今回の連載の軸となる考え方から申し上げます。それは、「教員の業務改善が子どものためになるものもある」ということです。

 近年、「教員の働き方」が話題になっています。当たり前の事ですが、教員の勤務時間は決まっています。しかし、膨大な量の仕事をこなさなければならず、勤務時間内に仕事を終わらせるのは非常に困難です。行政のご指導の下、早急な業務改革が必要なものもたくさんありますが、なかなか進まない実態もあります。

 そこで、個人として業務改善を進めようとするのですが、「自分が楽をするために、子どもを置き去りにしていいのかなぁ」と、教員が業務改善を図ると子どもが犠牲になるという考え方もあるので、業務改善をすることをためらってしまうこともあります。

 しかし私は、「教員の業務改善が子どものためになるものもある」ように感じます。もちろん、全ての業務改善が子どものためになるとは言い切れません。しかし、「教員の業務改善が子どものためになるものもある」という考え方(マインドセット)で業務を見直せば、実際に業務改善できるものもたくさんあります。

 今回、「教員の業務改善が子どものためになるものもある」という考え方(マインドセット)を基に連載いたします。第2回以降は、私の考え方(マインドセット)を変えたことによって成果の上がった「授業づくり」「学級づくり」「子どもの褒め方」「宿題チェック」「ノートチェック」「提出物の集め方」「給食づくり」「通知表作成」「今後の働き方」に対する考え方(マインドセット)についてお伝えしていきます。

 行政の力を借りなければ進められない大きな業務改善も多々あります。しかし、「教員の業務改善が子どものためになるものもある」という考え方を土台にした身の回りからできる小さな業務改善が、読者の皆さまのお役に立つことができればうれしく思います。それでは、どうぞよろしくお願いします。

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【プロフィール】

髙橋朋彦(たかはし・ともひこ) 1983年生まれ。小学校15年目。文科省指定の小中一貫フォーラムで研究主任を務める。市教育委員会が主催する初任者研修や若手研修で算数や数学の授業を公開、ベネッセや小学館、明治図書主催の学習会で授業づくりや学級づくりについて講演。教育サークル「スイッチオン」、バラスーシ研究会、日本学級経営学会などに所属。算数と学級経営について中心に学ぶ。 フジテレビ系列「ノンストップ!」に出演。2019年「実践!わたしの教育記録」(日本児童教育振興財団主催)特別賞受賞。著書に「ちょこっと」シリーズ、『想いが伝わる話し方ばっちりスキル』(明治図書出版)、『明日からできる速攻マンガ 4年生の学級づくり』(日本標準)などがある。

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