国連大使になって活発に議論 テーマは「難民問題」

公文国際学園中等部・高等部
決議案を採決する生徒ら
決議案を採決する生徒ら

公文国際学園中等部・高等部(横浜市)は2月11日、国連を模して議論する模擬国連〝Model United Nations of Kumon〟(MUNK=ムンク)を開催し、同校を含め13校から生徒197人が参加した。13回目となる今回のテーマは「The Issue of Refugees~難民問題~」。生徒らは世界各国の大使の立場に立ち、活発な議論を重ねた。

MUNKでは、生徒1人もしくは2人で各国大使の立場に立つ。開会式後、各国の立場表明に引き続き行われたロビー活動では、意見の近い国同士がグループを作り、決議案を作成していった。各国大使は、自国の国益を考えながら他国の意見にも耳を傾け、国際社会全体にとって有益な決議案の作成を目指し、交渉を重ねていった。

午後のセッションでは、提出された四つの決議案についての質疑応答や修正案提出などが行われ、多数決によって一つの決議案が採決された。

提出した決議案が僅差で否決された、ドイツ大使を担当した齋藤海太さん(高1)は「難民問題はどの国も取り組まなければならないと認識しているにも関わらず、国による立場の違いがとても複雑で難しい。世界全体で協力していかなければいけない問題だと思う」と語った。

今回のMUNKでは、新たな取り組みがいくつか取り入れられた。その一つが、参加者の決議草案(DR=Draft Resolution)作成における、基本事項の確認や疑問の解決をサポートするDR―SOS活動。MUNKに参加する生徒らは、自分に割り当てられた国が難民問題に対してどのような立場で、どんな対応をしているのか、その政策や実態などを事前に調査し、自国のスタンスを明らかにするとともに、DRを提出しなければならない。この事前調査やDR作成に不慣れな参加者を、経験豊富な上級生や実行委員がサポートした。

その他にも、ディベートの楽しさを味わってもらうためのイベント開催や、MUNK当日のロビー活動やセッションでのサポート役配置など、参加者の半数を占める中学生参加者への配慮が各所でみられた。

これらの活動を推進した実行委員長の太田陽平さん(高2)は「MUNKが発展していくためには、下級生の育成とサポートが欠かせないと考えた。ものごとを続けていくためには、変化していくことが必要。新たな取り組みにチャレンジする中で、人に迷惑をかけたり、失敗したりすることもあったが、学ぶことも大きかった」と語る。

3月18日には、同じテーマについて英語で討議するMUNK Internationalが行われる予定。