小学3~6年生が全国から参加 英語にどっぷりキャンプ生活

「地球規模で考える視野を」
英語で質問をする児童ら

小学生が、各国出身のキャンプリーダーたちと英語でのコミュニケーションに挑戦しながら、生活を共にし、国際理解を深める「イングリッシュ・イマージョン・キャンプ(EIC)2018」(公文教育研究会主催)が、滋賀県守山市と静岡県賀茂郡河津町で開催された。7月30日から8月25日までの期間中、四つのキャンプに、英語を意欲的に学習する小学校3年生から6年生まで計224人が日本全国から参加した。

児童らは英語でキャンプリーダーと対話し、英語環境に“どっぷり浸る(immersion)”経験を積んだ。初日には緊張した面持ちで参加していたが、数日間のキャンプを経て大きく成長を遂げ、最終日の卒業式では一人一人が参加者全員の前で、自身の夢や目標を英語で堂々と発表した。

キャンプ中、子供たちの活動をサポートしたのはラオス、インドネシア、チリなど、さまざまな国・地域出身のキャンプリーダーたち。宗教や文化、歴史など、さまざまなバックグラウンドを持つ彼らとの共同生活を通じて、児童たちはいろいろな国の環境や風習、考え方、文化の多様性を学び、世界を身近に感じたようだった。

「子供たちには、英語をツールにさまざまな価値観に触れ、地球規模で考える視野を身につけてほしい」と話すのは、公文教育研究会のEIC責任者である小椋茂生氏。例年、地球規模で考える必要のある問題を、英語でディスカッションする時間をプログラムの中に設け、子供たちの国際理解へのきっかけとなる場を提供している。昨年に引き続き、公益財団法人世界自然保護基金ジャパン(WWFジャパン)と協同し、世界の環境保全について学ぶワークショップを実施した。

児童らは危機的な状況にある動物の生態や森林伐採などの環境問題を学んだ後、さまざまな立場に立って問題を考えたり、消費者としての自分たちの行動を話し合ったりした。

小6の藤原夢来(ゆら)くんは「今までは自分の意見を通す方だったけれど、いろいろな人の意見を聞いて考えることが大切だと思った」と、参加したことで、より広い視野を持って物事を考える経験ができたと語った。

同キャンプは「これからの時代を生きる子供たちに、英語でコミュニケーションできる力をつけてもらいたい。地球社会に貢献できる人材に育ってもらいたい」という目的で、2001年にスタート。18年間で参加した児童はのべ3400人以上、キャンプリーダーは89カ国・地域からの、のべ500人以上にものぼる。