国連大使になって活発に議論 テーマは「テロ問題」

公文国際学園中等部・高等部

公文国際学園中等部・高等部(横浜市)は2月11日、今年で14回目となる国連を模して議論する模擬国連“Model United Nations of Kumon”(MUNK=ムンク)を開催した。引き続き3月17日には全てのプログラムを英語のみで実施する“MUNK Interna-tional”(MUNK-I)を開催。同校を含め14校から生徒121人が参加した。これまで、核兵器、LGBT、違法薬物、難民問題などの国際問題を取り上げてきたが、今回のテーマは「The Issue of Terrorism~テロ問題~」。議論がより深まるように、「若者への影響」「貧困との関わり」「医療問題」の三つのサブテーマが設けられ、生徒らは世界各国の大使の立場で活発な議論を重ねた。

開会式後、各国の立場表明に引き続き行われたロビー活動では、意見の近い国同士がグループを作り、決議案を作成していった。各国大使は、自国の国益を考えながら他国の意見にも耳を傾け、国際社会全体にとって有益な決議案の作成を目指し、交渉を重ねていった。

午後のセッションでは、提出された三つの決議案についての質疑応答や修正案提出などが行われ、多数決によって全ての決議案が採決された。

 

国連大使になって“英語”で議論

事前準備として、MUNKでは日本語で作成する決議草案(DR=Draft Resolution)を、MUNK-Iでは英語で作成しておく。自分に割り当てられた国がテロ問題に対して、どのような立場で、どのような対応をしているのか、その政策や実態などを事前に調査し、自国のスタンスを明らかにするとともに、DRを提出しなければならない。事前調査やDR作成に不慣れな参加者を、経験豊富な上級生や実行委員がサポートするのだが、今回のMUNK-Iでは、新たな取り組みとして、事前説明会やサポートなどの準備も英語で行った。

これらの活動を推進した実行委員長の後藤杏さん(実践時・高2)は、「英語で下級生の育成と準備のサポートをしていくのは大変だったが、学ぶことも多かった。今回のテロ問題はいつも候補に挙がってきたテーマ。生徒のアイデアで、解決策の糸口が見つかればいいと思う」と語る。

参加者のうち約半数が中学生で、初参加の生徒も20人を超える。カザフスタン大使を担当した水野吉晴さん(実践時・中1)もその1人。「海外で暮らしたことも行ったこともないが、英語に強く興味があり参加した。英語漬けの1日に大変緊張したが、貴重な経験ができた。これからさまざまな国際問題に対して、ひとごとではなく日本の代表という意識を持って考えることも大切だと感じる」と語った。