オススメの教材(DVD デジタル教科書など)を紹介!! 【視聴覚教材特集】

2020年の新学習指導要領の実施に向け、今年4月から「学習者用デジタル教科書」を紙の教科書と併用・代用して使用することが一定の条件のもとで可能となり、6月28日は「学校教育の情報化の推進に関する法律」が施行され、国や地方における学校教育の情報化に向けた推進計画の策定とそれを実施する責務が明記された。今後は、映像コンテンツやデジタル教科書などの視聴覚教材の果たす役割が期待されるところである。新たな教材導入の参考になればと発行・販売各社の協力を得て「視聴覚教材特集」を実施した。

小学校 道徳科指導資料DVD
光村教育図書
授業で役立つ映像資料集

光村図書 小学校『道徳 きみが いちばん ひかるとき』に準拠した映像資料集です。

教科書編集委員の指導のもと、教科書の教材と合わせて授業の導入や終末、あるいはその両方で活用できるように映像を選定、編集しました。

厳選された映像資料で児童を引き込む
  • 映像資料はNHKの豊富なアーカイブから厳選。臨場感あふれる映像で児童の興味・関心を高め、主体的な学びを促します。
  • 映像により、児童全員が学習のポイントを視覚的につかむことができ、深い思考や話し合い活動などの活性化につながります。
  • 映像資料は全て、教材ごとに数分のクリップに編集。指導する内容項目に適した映像資料をすぐに授業で活用することができます。
授業準備の時間を軽減
  • DVDなので簡単に授業に導入することができ、授業準備の負担を軽減できます。写真は、1年「コラム きまりを まもらないと(C 規則の尊重)」6年「マザー=テレサ(D 感動、畏敬の念)」

◆巻構成=1年~6年/DVD/各学年1巻/約20~30分

◆各学年本体価格=1万3千円+税

◆発行=NHKエンタープライズ

◆お問い合わせ=光村教育図書株式会社/℡03(3779)0581

「いじめ 一歩ふみ出す勇気」
東映教育映像部
それぞれの立場に自分を置き換え「いじめ」を考える

いじめを見て見ぬふりをするのは良くないと分かっていても、自分が標的になることを恐れ、傍観者や加害者側に回る生徒は多くいる。しかし、傍観者が何か行動を起こすことで、いじめられている子も救われるはずである。

中学生向けのいじめ防止教材ドラマ「いじめ 一歩ふみ出す勇気」(DVD:対象と用途/中学校で道徳・特別活動)は、いじめの傍観者だった主人公が葛藤し、仲間と一緒にいじめの被害者を救っていこうとするストーリーを通して、連鎖するいじめに対する警鐘といじめ解決のために一歩ふみ出すことの大切さを伝えている。

ドラマに登場するいじめの被害者・加害者・傍観者それぞれの立場に自分を置き換えて視聴することで、「もし、自分がその人物ならどうするか」を考え、話し合い、よりよい行動をとる力をつけてもらうことをねらいとしている。

中学校では2019年度から「特別の教科 道徳」が始まり、「考え、議論する道徳」の授業が求められている。いじめ防止のために、生徒たちが主体的に考え、議論するための教材として、この作品は最適である。

上映時間は19分(字幕版付き)。指導の手引書とワークシートつきで、学校特別価格は3万3千円(税別)。予告編もウェブで配信している。

「いのちと向き合う がんを学ぼう」(全3巻)
サン・エデュケーショナル
がんを通していのちの大切さを考える

学校におけるがん教育は、2012年の第2期がん対策基本計画から盛り込まれ、2020年度に小学校、21年度に中学校、22年度に高校で、がん教育を本格実施することが明示され、「がんの予防、早期発見・検診などへの正しい知識を身につける」「がんと向き合う人々と触れ合うことを通じて自他の健康と命の大切さ、生き方を考える」などを目標としている。

保健体育のほか、道徳、特別活動、総合学習などで扱うことが想定される。

「いのちと向き合う がんを学ぼう」(DVD/全3巻/各巻約15分/2020年1月発売予定)は、がんについて正しい理解と共感的な理解を深めることを通して、自他の健康といのちの大切さを学ぶことがねらい。

第1巻「がんってなんだろう?」では、がん研究センターに取材し、専門家の話を聞き、がんを取り巻く社会の状況、海外との比較を交え、様々な観点からがんの基礎知識を学ぶ。

第2巻「がんを通して《命》を考える」では、小児がん当事者とその家族の声を聞き、児童生徒たちに「いのち」について問いを投げかける。

第3巻「がんと共に生きる社会」では、実際にがんと闘いながら社会生活を送る当事者の方の声に耳を傾け、病気に対する差別や偏見を払拭し、がんと共に生きていける社会を作るためには何が必要かを考える。

監修は植田誠治聖心女子大学教授。対象は小学校高学年・中学校・高校で教科は保健体育、特別活動、道徳、総合学習。価格は学校、公共図書館向けで各巻1万8千円(税別)。視聴覚ライブラリー向けで各巻3万6千円。

「理科実験事故防止動画集」
新興出版社啓林館
ヒヤリハットする前に

実験での事故防止のポイントをまとめた、先生向けのショートクリップ集です。

各学年で10~20本の動画をご用意しています。火や薬品を扱う実験や野外観察など、十分に注意が必要な活動はもれなく収録しています。

手軽に確認できる

1本あたり1~3分の動画を、DVDやWEBサイトで閲覧することができます。授業前の休み時間などに手軽に確認でき、先生方の授業準備をサポートします。

丁寧な解説

例えば、「やけどに注意(線香・ろうそく・集気びん)」では、ろうそくの立て方や集気びんの持ち方など、事故防止のポイントを丁寧に解説しています。

収録動画の例

「草むらなどに行くとき」、「薬品の扱い」、「廃液の扱い」、「気体の吸い込みに注意」などを収録しています。

また、「虫めがねの使い方」、「刃物の扱い」、「加熱器具の使い方」、「ピペットの取り扱い」、「実験用スタンドの使い方」、「ガラス器具の洗い方」など、器具の取り扱いに細やかな配慮が必要な実験も扱っています。

さらに、「危険・有害な動植物の処理」、「薬品を飲み込んでしまった場合」など、緊急時の対応についても触れています。

動画の構成

実験前、実験中、実験後と段階に分けて解説しています。授業中のどのタイミングで注意が必要になるか、分かりやすい構成になっています。

3~6年 各学年9千円(税別)。

いのちと死の授業 DVD6巻
教育出版
実例をもとに考える

6巻のDVDシリーズです。各巻とも約1~8分のビデオクリップを4~7本収録しており、教室の実態に合わせて柔軟にご活用いただけます。児童生徒に向けた語り、再現ドラマ、資料映像、ワークショップの実演など、多様な映像で構成しました。

特徴の一つは、児童生徒向けだけでなく、先生向けの映像も収めていることです。監修の相馬誠一先生、伊藤美奈子先生による指導上の留意点や補足情報の解説、内容に即した識者のインタビューなど、今日の授業に役立つ内容です。

さらに、展開例、ワークシート、ディスカッションポイントなどを収載した「指導のためのユーザーズガイド」冊子が、授業準備をお手伝いします。

6巻の中でも特に支持が高いのが「③いじめ・自殺を防ぐために~子どもたちのいのちを守る~」。実際にあった例を、自分が加害者だった場合の「サトシ君の例」、被害者だった場合の「タカシ君の例」、そばにいた場合の「トモミさんの例」の三つの再現ドラマで紹介します。周りでの気づきを促したり、自尊感情を育てたりするために実際に学校で行われている活動も紹介します。

「もし自分だったらどうするか」「心といのちを守るためには、学級や学校で何かできるか」を授業で考えることができる映像教材です。

指導者用デジタル教科書(教材) 新しい算数
東京書籍
「楽しく、わかる授業」をサポート

東京書籍は、来年度の小学校教科書の発行にともない、教科書完全準拠の「指導者用デジタル教科書(教材) 新しい算数」の発行を予定している。来年度から実施される新学習指導要領で、算数科では、資質・能力を育成する学びの過程として「数学的活動」を重視している。先生主体の授業から児童主体の授業へと変化が求められている指導現場のサポートをねらいとしている。

思考を促し、理解を深めるコンテンツ

教材の随所にコンテンツを配置し、アイコンからダイレクトに呼び出せる。

図形を自由に操作して試行錯誤ができるシミュレーションや、紙面上では表現のしにくい動きをともなうアニメーションは、デジタルのメリットを大いに発揮し、児童の思考を促すとともに、理解を深めるのに役立つ。

また、ふり返りコーナーで簡単に既習事項の確認ができたり、フラッシュカードで楽しみながら反復練習で定着を図ったりと、学習の場面や目的に即したコンテンツも授業をサポートする。

簡単操作で教材作成

東京書籍の発行するデジタル教科書(教材)には、「MY教科書エディタ」が搭載されている。これを使えば、教科書の素材、または写真や画像のオリジナル素材を使って、簡単な操作で教材を作成できる。また、印刷すればすぐに使用できるワークシートも搭載するので、教材準備の短縮が期待できる。

学習者用デジタル教科書・教材との併用も可能

また、来年度からは「学習者用デジタル教科書」と「学習者用デジタル教材」も発行される。特に児童主体の数学的活動に有効なコンテンツについては、指導者用デジタル教科書(教材)と学習者用デジタル教材で共通して使えるようになっており、あわせて使用することで、より一層の学習効果が見込める。

音楽劇:コーラス・ミュージカル「スイミー」
日本コロムビア
人気のお話が音楽劇になって登場

レオ・レオニ原作の絵本「スイミー」は、世界中の子供たちに愛され、日本では小学校2年生の国語の教科書にも取り上げられているポピュラーな作品である。今回は、この「スイミー」を子供たちの豊かな表現力を育てる音楽劇作品として発表する。

音楽劇は、子供たちが劇を通して、お話や音楽を楽しむ総合芸術のスタートになる教材である。また、語彙の習得や表現力を養うことだけではなく、小道具や舞台のセット、衣装などをみんなで一緒に制作しやり遂げる体験ができるなど、教育全般に通ずる活動として評価されている。

この作品は、さまざまな音楽が盛り込まれ、歌ったり踊ったりはもちろん、子供たちが演じる、子供たちのための音楽劇となっている。「テキスト付」であり、「衣装・舞台装置・小道具の作り方」「脚本と出入りの解説」「各曲の振付解説」「全曲のピアノ伴奏譜」が掲載されている。音楽劇の指導アドバイスもあり、まさに“オール・イン・ワン”な商品となっている。

収録内容は、「完成編」と「オリジナル・カラオケ編」で、「どこかの海の魚たち」「ま
・ぐ・ろ !!」「ひとりぼっちのスイミー」「にじ色のくらげさんの歌」「いせえびさんのお祭りの歌」「カラフルな魚のワルツ」「うなぎ ながい」「いい考えがある」「ぼ・く・ら!!」「どこかの海の魚たち~フィナーレ」。

DVD教材 中学校版 ムービーシリーズ
山川出版社
興味・関心を引き出す授業を

山川出版社では授業で手軽に利用できるDVD教材として「ムービーシリーズ」を高等学校用に発売しており、大変ご好評をいただいております。NHKの多彩な映像資料を厳選・再編集して、新たにナレーションをつけ、1テーマ3分前後にまとめていて、授業の導入などで使いやすく、生徒の興味をひきつける教材になっています。また、教師用に授業で役立つ別冊の解説書もついています。

中学校向けには、『ムービー中学の歴史』が発売されましたが、大変好評を得て、『ムービー中学の歴史 増補版』が続いて発売されました。これは、世界史および日本の現代史を充実させたもので、「世界の歴史編」「現代日本の歴史編」の2枚のDVDにそれぞれ30テーマずつ収録されています(それぞれ2枚組計60テーマ、2万円〈税別〉)。

このほか、ご要望の声が多かった『ムービー中学の公民』も発売されています(2枚組計60テーマ、2万円〈税別〉)。

高等学校向けには、『ムービー世界史』(全4巻)『ムービー日本史』(全4巻)『ムービー公民』(全3巻)(高校向けは、各巻1万5千円〈税別〉)も発売されています。

DVD「算数的表現力が育つ授業づくり」
内田洋行
「子どもの声で授業を創る」極意を

本製品は、元筑波大学附属小学校の田中博史先生の公開授業を収録したDVD(全9巻発売中)です。45分の授業がそのまま収録されており、児童が迷い、解決していく一連の流れをご覧いただけます。

本シリーズは「対話でつくる算数授業」がテーマです。児童の発言によって、お互いが考え、気づき、授業が進んでいきます。

最初に理解ができていなかった児童が、友達の説明を聞いて「あ~!そういうことか!」と理解ができるようになるなど、対話でクラス全体の理解が深まっていく様子を見ていただけます。また、先生が「○○ちゃんが何を言いたかったか説明できる人?」や「今の話を隣同士で説明してみて」と、対話を意識しながら授業を進めている様子もわかります。

わかりやすい「授業解説」つき

収録内容は、45分の授業を収録した「ノーカット版」、約20分にまとめた「ダイジェスト版」、「協議会(公開授業後の協議)」または「授業者の解説」の構成です。「授業者の解説」では先生が、自分の授業を視聴しながら「対話的な学び」を観点に、授業のポイントとなる点を解説します。(一部巻除く)

授業の中で自然に行われているように見えて、実は指導の上で気を付けている点など、授業者ならではのコメントを聞くことができます。

新しい学習指導要領で示されている「主体的・対話的で深い学び」を実現する際に、参考となるDVDです。

「『やさしく』の意味 ―おばあちゃんは認知症だった―」
映学社
あのとき、認知症をもっと知っていれば

「『やさしく』の意味 ―おばあちゃんは認知症だった―」(DVD/文部科学省選定)は、福井県敦賀市で認知症サポーター養成講座を受けた小中学生を対象に2017年度に実施した「小中学生の認知症サポーター作文コンテスト」で最優秀作品に選ばれた小学4年生(当時)の作文「『やさしくする』ということ」を原作にドラマ形式の教育映画として制作された。

ドラマの内容は、主人公の実由は大家族で暮らす小学3年生。同居する曾祖母のきよは101歳で1日に同じことを何度も聞いてくる。そんな日々の暮らしの中で認知症のことを少しずつ理解して行く実由。その後、インフルエンザをこじらせて寝込んでしまったきよは、回復してからも、笑顔が減り、表情も無くなってきた。実由は、そんなきよを目の当たりにして、戸惑いながらも何とかきよを励まそうと心を配る。

日本は2025年に65歳以上の約5人に1人が認知症患者になると言われている。認知症という言葉は知られていても、多くの人は接し方が分からず戸惑いのイメージが強く、正しく理解されていない。全国の認知症患者やその家族が、取り巻く地域社会の中で「一人一人が安心して暮らしていくためにできる工夫は何か」を考えることが作品のねらいである。上映時間は33分(字幕版の収録もあり)。学校価格(小学校・中学校・高校のみ)は3万5千円(税別)