【工業】埼玉県立大宮工業高等学校

地域の祭りなどでも走らせる
地域の祭りなどでも走らせる

笑顔ために「ミニ新幹線」を製作
乗車体験で技術と魅力伝える

鉄道の町「大宮」に設立された埼玉県立大宮工業高校。その90周年を記念する文化祭において、「ミニ新幹線」が校内に建てられた駅舎とともにお披露目した。

大正14年に大宮町立工業学校として授業を開始した現在の本校は、全日制課程の機械・電気・電子機械・建築の4学科と定時制課程の工業技術科の計5学科が設置されている。

昨年度の90周年記念事業として、各学科の代表生徒による「文化祭アーチ制作プロジェクト」を立ち上げた。

プロジェクトでは、毎年、好評をいただいている建築科3年生による文化祭アーチに加え「ミニ新幹線」を主軸に据えた企画立案が行われた。生徒たちの特色ある取り組みと協力により、記念事業にふさわしい発表となった。

地域の子どもたちを乗せて走る「ミニ新幹線」は、全ては『笑顔のために』をキャッチフレーズに、機械科の課題研究として4年間かけて生徒が製作してきた。平成27年に開業したばかりの北陸新幹線E7系新幹線をモデルに、車輪からボディ、線路に至るまで、一つ一つ生徒による手作業によって製作された。

校門前に設置された駅舎は、建築科が製作した巨大な木製アーチで、「焼杉」という伝統的な技法を取り入れ、表面を炭化させた黒い板を側面に貼ることで、重厚感のある作りに仕上げた。線路の途中に設置した踏切は、電子制御で音が鳴るように電子機械科の生徒が作り、「ミニ新幹線」の動力源である電気は電気科が設置した太陽光パネルにより充電した。また、線路を眺められる場所に、工業技術科製作の木製ベンチを置き、文化祭は多くの来場者でにぎわい、生徒たちの特別な思い出となった。

「ミニ新幹線」は現在も校内だけでなく、地域のお祭りなどさまざまなイベントに参加させてもらい走行させている。実際に乗車体験してもらうことで、工業高校の魅力や技術力の高さを知ってもらう良い機会になっている。今後も、取り組みを続けていくことに変わりはない。

次の10年のさらなる躍進に期待していただきたい。

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