今年度版の熱中症教材カード 予防法や対応などをまとめる

(独)日本スポーツ振興センター

(独)日本スポーツ振興センターはこのほど、平成29年度版の熱中症教材カードを、「幼稚園・保育所等」「小学校」「中学校・高校」の3段階で作成した。熱中症の予防法や、発生してしまった際の対応などを、分かりやすくまとめた。

教材カードは、幼稚園・保育所等向けの「あついな~とおもったら… ~そとにでるときのおやくそく~」、小学校向けの「熱中症を予防しよう」、中学校・高校向けの「熱中症は中学生・高校生に多く発生しています!」の3種類。

幼稚園・保育所等向けでは、▽日陰で休み、こまめに水を飲む▽帽子をかぶる▽薄着で遊ぶ▽気分が悪くなったり、疲れたりしたら休む▽すぐに先生や大人に知らせる――と、外に出る約束事を、ひらがなとイラストで説明。

小学校向けでは、それらの約束事に加え、「頭が痛い」「気持ちが悪い」「体が重い」「動けない」などといった熱中症の症状も掲載した。

また中学校・高校向けでは、部活など運動中の熱中症に注意を促し、「体調が悪いときは、すぐに活動を中止しよう」と呼び掛けている。運動強度や疲労など、発生要因も説明した。

同カードはそれぞれ、教員や保護者向けへの説明もあり、5月と6月にも熱中症は多く発生していると警告するデータを掲載。また、注意すべき点と、起きてしまったときの対処法を記している。

事例は3種類のカードに2例ずつ掲載。屋外では「遠足先で遊びに夢中になり、水分補給をしなかった結果、体の不調を訴え動けなくなった」「気温が高くなる中での運動会の練習で気分が悪くなり、呼吸の乱れ、手足のしびれなどの症状が出た」。屋内では「音楽会の舞台で歌っている時に気分が悪くなった」「バスケ部でのゲーム中、走っていたところ、突然、激しい頭痛を訴えた」などを載せ、注意を促している。