【工業】茨城県立つくば工科高等学校

ロボットは私たちの生活を豊かに
主婦を育てる家事支援でアイデア
アイデアやコンセプトを重視したものづくり
アイデアやコンセプトを重視したものづくり

茨城県つくば市は平成23年、『つくばモビリティロボット実験特区』の認定を受け、『ロボットの街つくば』として、全国に先駆け、産・学・官がさまざまな取り組みを行っている。その中にある本校は26年4月に学科改編を行い、新たにロボット工学科が誕生した。

ロボット工学科では、電子機器組み立てや組み込み技術、シーケンス制御を中心とした『組立技術』の習得と、『未来産業とロボット』を基調とした課題研究に取り組む。この課題研究では、アイデアやコンセプトを重視したものづくり『開発技術』を体験するので、未来社会でも通用するものづくり人材の育成を目標としている。

今回の発表は、ロボット工学科の3年生女子生徒4人による課題研究の取り組みをまとめた内容である。「ロボットは私たちの生活を豊かにするのか」という問題提起に対して、進化するロボット技術やIoT技術分野からアプローチした提言という研究となっている。

研究内容は女性らしく、また4人とも高校卒業後には就職を希望しているのもあって、身近な生活や暮らしを題材とした、家事支援ロボットのアイデアとなっている。彼女たちの主張は、ロボットや人工知能などの高度情報技術による自動化や効率化した便利な社会になっても、それに依存しすぎることはなく、人は自分の持っている技能を手放さないという。

例えば、料理である。どんなに高性能なロボットがおいしい料理を提供できたとしても、料理を作るという行為による楽しさや喜び、それを食べる側の感情を提供するのはできないだろう。

彼女たちが考えるロボットは主婦の代わりをするのではなく、自分たちの技能を高めるために支援する、つまり主婦を育てるロボットなのである。

そこにある「私たちにとっての豊かさとは何か」。彼女たちの主張がおもしろい。

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