【意見・体験発表】秋田県立金足農業高等学校

意見1・秋田県立金足農業高校雄和の酪農~大自然を生かし、ブランド化へ~
秋田県立金足農業高等学校生物資源科2年
加藤 快

「もおー!!」という牛の鳴き声に幼い頃の私はビクビクしながら父と一緒にたくさんの牛を見ていた情景が今でも鮮明に思い出されます。私の家では、祖父の代から雄和で酪農を営んでおり、祖父が森の木を伐採して牛舎と牧草地を開拓し、現在まで50年間、雄和で酪農を営んでいます。今は父を中心に計4人で乳牛約70頭を飼育しています。雄和は現在でもキツネや野ウサギなどの野生動物を見ることができるぐらい自然豊かです。

私は幼い頃、自分の体よりはるかに大きい牛が苦手でほとんど牛舎に行った思い出がありませんが、中学生の頃に足を悪くした祖母の代わりに手伝いに行くようになりました。久しぶりに牛舎に足を踏み入れたときに、鳴いていた牛たちが一斉に鳴くのをやめ、私の方をじっと見ていました。それからは、毎日牛舎に通って牛に慣れてもらうと同時に、牛の生態について詳しく学びたいと思い、牛の観察をよくするようになりました。

今の日本は、6次産業化の影響で乳製品の製造と販売を行う酪農家が非常に多くなっています。私も乳製品の販売を考えており、「雄和の酪農」というブランド名を付け販売したいと思っています。例えば今、雄和では枝豆の生産量を日本一にするために、栽培に力を入れています。そこで、私の家で栽培した枝豆と牛乳を使ったスイーツを作り、ブランド化実現のためにSNSを活用して、雄和の酪農の素晴らしさを全国に発信していくことが目標です。

私は、父が築き上げてきた雄和の酪農を継続させるため、さまざまな体験や知識を学び、将来の経営につなげると同時に、酪農体験の募集をSNSで行い、交流を大切にするようにします。大規模化と効率化も視野に入れながら、家族や牛たちが楽しく豊かに暮らせる酪農が理想です。自分の将来に、どんな形の牧場が展開していたとしても、牛の気持ちに寄り添うことだけは譲らない、雄和の酪農家になりたいです。

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