「新しい道徳」の授業づくりのサポートに 「考える」「議論する」を実現

45分の限られた授業時間を充実させる
東京書籍の標準ツールバーを踏襲。画面上のアイコンからダイレクトにコンテンツを呼び出せる
東京書籍の標準ツールバーを踏襲。画面上のアイコンからダイレクトにコンテンツを呼び出せる

2018年4月、小学校で「特別の教科 道徳」(道徳科)の実施がスタートした。いよいよ、新しい「道徳」の始まりである。教科となっても、道徳教育の基本的な考え方が変わることはないが、新しい枠組みの中で、何を変えていき、何を変えてはならないのか、期待と戸惑いのスタートであるともいえる。

東京書籍では、検定教科書の発行に伴い、教科書完全準拠のデジタル教科書を発行している。心情理解に偏りがちであった旧来の道徳授業から、「考える道徳」「議論する道徳」を実現するための、多様な資料提示や授業展開の工夫が必要とされる指導の現場に寄り添い、45分という限られた授業時間を充実させるためのサポートを狙いとしている。

教えやすく、伝わりやすい機能

教科書のタイトル全てに朗読音声を収録。見開き・拡大表示のいずれの画面でも対応している。途中の聞かせたい場所からでも、画面のタッチですぐに再生が可能。スライドショーは、挿絵と朗読を組み合わせたコンテンツとして収録。紙芝居のようなスタイルをとり、情感のこもった演出やリアルな表現で、心に深く訴えかけることができ、感動場面や葛藤場面に集中しやすく、教材理解を深める資料提示を狙いとしている。

これらの機能により資料提示の工夫をしやすくなることで、限られた授業時間を有効に使うことが可能になる。

また、ツールバーの「さし絵」から表示される、さし絵や写真の一覧では、画像の拡大表示や印刷が手軽に行え、画像の並べ替えやオリジナル画像の追加・削除の機能で、独自の資料作りにも活用できる。

多様な資料・ワークシート

授業の導入の興味づけや内容理解をたすけ、活発な議論を促すための資料の充実にも力を入れている。教材内容に関連した物や場所、人物のインタビューなどの資料映像や、問題解決的な学習に対応して導入時の視聴に適したイメージ映像など、多様な映像資料を収録。よりリアルに、実感をもって題材と向き合い、理解を深めることや問題意識の喚起にもつなげ、思考や議論の活性化にも有効なコンテンツとしての活用が期待できる。

他教科との関連を示した教材では、道徳科で学んだことと各教科での学習内容や実生活とのつながりを想起させるコンテンツや映像資料を収録。

また、今日的な課題としても注目度の高い「情報モラル」については、多様な観点による教科書教材をもとに、著作権やネットトラブルへの対応や注意点などを分かりやすく伝える映像を収録。身近な話題を通して、変化の激しい情報社会で適正に活動していくための基になる考え方と態度の育成をサポートする。

資料一覧には学習のふり返りや自己評価の活動に活用できる、配布用のワークシート・道徳ノートを収録。児童の感じ方、考え方の変容の蓄積で評価への取り組みをサポート。

考え、議論するためのコンテンツ

各教材文のポイントとなる場所には「発問カード」が設置され、考えたり話し合ったりする際には発問を大きく表示し、課題やテーマを常に共有することができる。教師オリジナルの発問カードの作成にも対応している。

「道徳ツール」にはグループや学級内での発言や議論の場面で児童の言葉を書き込んで表示できる「話し合いカード」が収録されている。表示位置や色分けの工夫によって、児童の意識の状態や、思考の変化を表すことができる。

これらのデジタルのメリットを生かした機能やコンテンツは、授業への興味づけや内容理解に役立つだけでなく、授業の流れに応じて視点を変える、時間を区切る、といったアシスタント的な役割としても活用が期待されるものとなっている。


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