平成31年度用中学校道徳教科書

廣済堂あかつき

●編集の基本方針
一、真に子どもたちのためになるもの
二、真に、先生方が納得して、夢をもって使えるもの
三、真に、人間のよさが描かれているもの

廣済堂あかつきでは、この基本方針のもと、さまざまな工夫を凝らして教科書を編集しました。そして「考え、議論する道徳」への質的転換に向けて、生徒が自ら考えたくなる、話し合いたくなるような道徳科の教科書を目指しました。

●本書の構成

当社の教科書の大きな特徴は、年間35時間分の教材を収録した「本冊」と、生徒の学習の記録となる「別冊」の二分冊構成であることです。

本冊には生徒が深く考えることができるような良質な教材を選定するとともに、各教材に主体的・対話的な学習を促す問いや先人・著名人の言葉を掲載しています。授業の中でご活用いただき、生徒が多面的・多角的な思考を通して、人間としての生き方について考えを深めることができるよう編集しました。

こうした学習を通して道徳的価値の理解を深め、それを基に自己を見つめる学習を促すのが、「中学生の道徳ノート」と題された「別冊」です。記述を通して、生徒は自分の考えを記録しておくことができ、それを読み返すことで、自分の考えの変化や深まり、自身の成長に気付くこともできます。また継続的に記録していくことで、先生方にとっては、評価の際の貴重な手掛かりになります。

●いじめ防止と生命を尊ぶ心を育む

本書では学習指導要領総則に示された「指導内容の重点化」に配慮し、「自主、自律、自由と責任」「思いやり、感謝」「生命の尊さ」「よりよく生きる喜び」を重点項目に設定し、各学年3教材を配当しています。
さらに、「いじめ防止」「生命尊重」に関わる教材を充実し、発達の段階や生徒の実態に応じて、さまざまなアプローチで指導が行えるように編集しました。

例えば生命尊重に関わる教材は、内容項目「生命の尊さ」の3教材だけでなく、他の内容項目の教材でも生命について考えを深めることができるようにしました。家族と生命、自然の営みと生命、夢や希望と生命など、生命について多面的・多角的な思考を促します。

いじめの防止についても、いじめを直截に取り上げた教材を掲載しているのはもちろんのこと、いじめ問題に関わるさまざまな内容項目の教材を活用して、いじめを憎み、他者を尊重する心を育むことができるよう配慮しています。

●深く温かい人間性に触れられる教材の充実

さまざまな現代的な課題を取り上げた教材や、先人・著名人の伝記など多様な教材を掲載しておりますが、選定にあたってはそこに描かれている「人間のよさ」「温かい人間性」を大切にしています。これまで当社は中学校の副読本を発行してまいりましたが、その方針は一貫しています。1年「いつわりのバイオリン」、2年「ネパールのビール」、3年「月明かりで見送った夜汽車」など、これまで先生方からご好評をいただいてきた「深く温かい人間性に触れられる教材」を引き続き掲載しています。

●指導の固定化を避け、柔軟な活用が可能な別冊

前述の通り、本書の別冊は生徒の心の成長を記録することができ、評価の手掛かりとなるものです。しかし、この「中学生の道徳ノート」は記録物としての役割だけでなく、授業の中で道徳的思考を深める教材として活用することもできます。「いじめの構図」や「世界人権宣言」、さまざまなグラフや表、人物の紹介、詩など、指導の構想に応じて活用できる資料が、内容項目ごとに掲載されています。本冊の教材とは直接の関連をさせていないため、指導の固定化を避け、先生方の授業イメージに合わせてご活用いただくことができます。


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