平成31年度用中学校道徳教科書

日本教科書

日本教科書は来年度から始まる中学校道徳の教科化に伴い、2016年4月に設立した道徳専門の新しい教科書会社です。

生徒の発達段階に応じ、答えが一つではない道徳的な課題を一人一人の生徒が自分自身の問題と捉え、向き合う「考える道徳」「議論する道徳」の授業となるよう教科書を編集しました。

●未来に生きる子供たちのための道徳

価値観の多様化、複雑化、流動化する現代、そして未来社会においては、自らの見方・考え方を駆使し、自らの判断で生き方を選択、決定していくことが求められます。これから大人になる子供たちには、「これから必要とされる道徳性」の育成が必要だと考えました。

・人間のよさを受け入れられる豊かな心
・よりよい生き方につながる的確な判断力
・道徳的諸価値を実現しようとする意志と態度

私たちは、「人間尊重の精神」をベースに、これらの視点を重視し「特別の教科 道徳」の授業をサポートする教材を開発しました。

●自己の判断の基準となる道徳的価値観の形成

「生き方は自由ということを知る」

多様な個性を持つ個人が、社会において自立して生きていくための基礎を培いながら、道徳的価値についての理解を基に、物事に対し、多面的、多角的に考え、よりよい生き方について話し合うことができます。

その一例として、LGBT(性的少数者を限定的に指す言葉)の問題を取り上げています。一人一人の個性と、その各個人の有する能力をいかに伸ばしていけるかについて考えを巡らすことができる内容になっています。

●障害者差別解消法を学ぶ

2016年4月に施行された、「障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律」(いわゆる「障害者差別解消法」)。その条文では、障害のある人からの求めに応じて、負担になり過ぎない範囲で、「合理的な配慮」を行うようにと定められています。教科書では、生徒が障害のある子供たちの立場や視点を理解して、自然に受け入れられる姿勢を育むことができるような工夫がなされています。

●道徳の質的転換によるいじめの防止

中学校3年間、そしてそれからの人生において、いじめや不正に負けることなく、決して許さず、対応していく道徳性を育てます。

「いじめを許さない心」の根底には、生命を尊ぶ態度が不可欠です。生命とは何か、その尊さを守るためにはどのように考えればよいかなど、生命尊重への学びをより深める教材を多数用意しました。

●情報モラルを守る

昨今の生徒の人間関係は、家族や友達といった実際に触れ合う人だけではなく、インターネットを通じて日本中、世界中に広がっています。生徒にとって、これからの人生で決して欠くことのできないインターネット・コミュニケーションについて、自分ごととして話し合うことができる教材を掲載しています。

●キャリア教育を重視

中学校の3年間は、心も体も大きく成長する時期です。その発達の段階を考慮しつつ、学年間のつながりも重視した教材を採用しています。道徳的価値の理解を基に、キャリア教育の視点からキャリア発達段階の連続性に考慮したものです。また、併せて特別活動における「一人一人のキャリア形成と自己実現」の学習との関連を意図した内容となっています。

●授業づくりサポート

教科書は学習指導要領の内容項目順に教材を配置してあります。「A 自分自身と向き合う」「B 人とのかかわり」「C 集団や社会とのかかわり」「D 自然や崇高なものとのかかわり」の4章立ては、それぞれ学習指導要領のABCDに対応しています。これは、教科書の順番に縛られることなく、各地域、各学校の特色や方針によって、自由に各教材を生かしてほしいという意図があります。


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