長崎・対馬でジビエ給食 小・中学生がイノシシなど舌鼓

イノシシ肉を使った「スパゲティミートソース」

「イノシシ肉は臭みをなくし、子供でも食べやすいようにしています」――。長崎県対馬市の全小・中学校で6月19日と20日、市で捕獲したイノシシやシカの肉を使ったジビエ料理が給食で振る舞われた。竜田揚げやカレー、スパゲティに、児童生徒が舌鼓をうった。

このジビエ給食は、食育の一貫で定期的に取り組まれている。対馬市では有害鳥獣による農作物や生活環境の被害が深刻化しており、市をあげて対策に乗り出していることが背景にある。

児童が考えた献立「イノいも」のPR資料

イノシシ肉を使ったミートソーススパゲティを提供した小学校では、栄養教諭が地域の有害鳥獣問題の現状や、衛生的に加工され、安心して食べられることなどを児童に解説。「児童生徒にはおいしさだけでなく、地域のことや自然のことを伝えたい」と、担当栄養教諭は話す。

他にも児童生徒がジビエ肉を使った新メニューを考えて給食で提供したり、イノシシやシカの皮を使ったレザークラフトを総合的な学習の時間に取り入れたりと、地域との連携を積極的に図っている。


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