【農業】高知県立春野高等学校 「がっかり街道」再生プロジェクト

「アジサイ」でつなぐ地域の輪

アジサイプランターへの水やり

本校前の県道36号線は、春野町を代表する「アジサイ街道」として、広く人々に愛されていたが、アジサイの株は植えてから数十年になり寿命を迎えはじめたことや、超高齢化と人と人とのつながり(コミュニティ)が希薄になったこともあり、最近では「がっかり街道」などともいわれ、昔の面影が失われつつある。

そこで、地域住民、春野高校、春野町商工会、高知市の産民官学が連携した、「アジサイ街道の復活プロジェクト」の取り組みを進めている。

2017年度には、地域の協力により「あじさい街道の歴史」「あじさい街道の現状」「はるのあじさいコミュニティクラブとは」という活動紹介の看板を作成し、18年4月12日に「アジサイの郷、親水公園」へ設置した。

18年度は、アジサイ街道の魅力を発信するCM作成やアジサイプランターの設置と土曜夜市の開催に取り組み、地域と産民官学の連携をより一層深めた。

作成したCMは、春野商工会のFacebookで全世界に配信し、高知県主催「君のまち動画コンテスト」で優秀賞を受賞している。

アジサイプランターの設置と土曜夜市では、約90メートルに70個のアジサイプランターを並べ、アジサイ街道の景観回復を図り、アジサイを船に盛り付けして水路に浮かべるなど、訪れる人にとって魅力のある観光地とする取り組みを行った。その結果、夜市には地域の子どもたちが長蛇の列をつくり、大きな歓声が聞かれるなど、大変盛り上がり、地域の高齢者の方からの、「来年も一緒に頼むぞ!」との言葉を今も忘れられない。

こうした体験活動によって、得られたものは、地域や企業との連携の大切さや達成感、そして何より自己肯定感を育んだことである。

生徒たちは、来年もその次の年も、10年後も、「アジサイ」で地域がつながるよう、伝統ある地域のアジサイを「守る」という高い意識を持ち、継続的に春野町と共に活動を行っていく。

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