【水産】愛知県立三谷水産高等学校 夢の水産技術へ新たな挑戦

オープンイノベーションの手法で

アワビ陸上養殖の作業

本校は、水産5分野(漁業・機関・通信・増殖・製造)の学科(コースを含む)を設置した全国で唯一の水産高校である。将来の地域産業を担う人材の育成を目指して、地域との連携による実践的教育を行ってきた。

加えて、2016年度より5年間、文部科学省からスーパー・プロフェッショナル・ハイスクール(SPH)事業の指定を受け、地域社会をリードし、海洋立国日本を支えるグローカル人材を育成するための研究に取り組んでいる。

SPH事業では、産業界や大学、市役所や研究機関等と連携しながら、未利用魚貝類の新商品開発や、アワビ陸上養殖技術の事業化へ向けた取組、マルチコプタ(ドローン)や水中ロボットを利用した海洋調査、ニホンウナギの完全養殖化に向けた基礎研究等を行っている。

例えば新商品開発では、生徒の柔軟な発想と試作実習の成果を基に、高い専門知識を持つ地元企業の技術者による適切な助言や協働作業を通して、先端技術を活用した商品化を実現している。ドローンの海洋調査では、千葉大学リモートセンシング技術センターと連携協定を結び、アマモ場の生息面積の測定や干潟海域の定量調査等を行っている。

このように、SPH事業を進める際には組織の枠組みを超え、広く知識・技術の結集を図るオープンイノベーションの手法を活用し、学校単独では実現できない高度な研究に取り組んでいる。その他にも、日本初となる水中ロボットによるイカナゴ夏眠場の水中調査では、3年連続禁漁となっているイカナゴ資源の復活に向けて、漁業関係者から熱い期待が寄せられている。アワビ陸上養殖プロジェクトでは、養殖施設のバリアフリー化が可能となることから、水福(水産業と福祉)連携の実現が極めて高い。

本校は、海洋立国日本を支える人材の育成を目指し、夢のある水産技術の実現に向けて力強く挑戦していく。

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