【看護】大阪暁光高等学校 高校生が模擬授業を実践

中学生に、より学ぶイメージを

模擬授業を行い自己の学びを深める機会になった

本校は大阪府の河内長野市にあり、創立69年の全日制の高等学校である。普通科の他に2013年より看護科・看護専攻科を設置している。

学校案内の一環で看護師になりたい中学生に向けて「看護」の専門授業について興味を持ってもらう機会を設けている。より学ぶ将来像をイメージしやすい機会になるために、教員ではなく、在校生(看護科生徒)が模擬授業をする形態をとっている。

普段、授業を受ける高校生も授業を行う立場になるという経験はあまりなく、中学生へ教えるという体験を通じて自己の学びを深め確認すると共に、学習に関しての意欲の向上などの教育効果があるのではないかと考える。そこで模擬授業後に高校生にアンケートを行い、学習への興味や意欲、理解への教育効果を調査した。

アンケートの結果より、多くの生徒から模擬授業自体への意義や楽しさ、日々の授業への積極性や意欲の向上、知識の習得を実感したとの回答を得た。また生徒の感想には「授業実践の難しさ」「授業実践への工夫」「授業への取り組む姿勢」「自己行動の見直し」「交流(コミュニケーション)」などのカテゴリーに関するさまざまなコメントがあった。

これらから①中学生へ教えるという行為を通して学ぶことの意義や授業への意欲が高まった②他者とコミュニケーションを取ることに対して不安を抱える生徒も教えることへの楽しさや自信につながった③模擬授業へ積極性に関わることにより学習の整理が行われ知識の習得、勉強への向き合う姿勢が向上する――ことが示唆された。

普段の授業は受け身になりやすく、主体的に相互学習を進めていくことが難しい。今回の取り組みは日常的な授業実践をさまざまな角度から工夫すれば興味、関心、意欲を引き出させ自信につなげていく営みへの教育効果があったと確信できる。

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