小学校教科書特集 理科

令和25年度使用小学校教科書を教科書発行者の協力のもと紹介する。

東京書籍

『新しい理科』(毛利衛・大島まりほか)
《編集の基本方針》

身近な自然から問題を見いだし、友達と対話しながら主体的に解決する活動を通して、問題解決の力を身につけ、学ぶ意義と楽しさ、分かる喜びを感じ、将来にわたって理科を使って科学的に考える態度の基礎を養う。

《三つの特色》
①「あれ?」「なんで?」が詰まった教科書

▼単元導入を刷新して、児童の気づきや疑問を基に、主体的な学びが実現するよう工夫した。

②もっと考えたくなる、話し合いたくなる教科書

▼単元ごとに思考力の重点育成場面を設け、「レベルアップ 理科の力」として強調して示し、問題解決の力が確実に育成できるよう工夫した。

▼思考場面で想定される対話例を示し、児童も教師も対話の意義とねらいを捉え、対話的な学びが充実するよう工夫した。

▼見方・考え方を内容に即して児童に分かる表現で示し、深い学びが実現するよう配慮した。

③児童も先生も理科が楽しくなる教科書

▼A4判へと大判化して、問題解決の流れとポイントが分かる紙面とし、「授業の見える化」を図った。

▼振り返りを充実させ、学ぶ意義や自らの成長を実感できるよう配慮した。

大日本図書

〈編集の基本方針〉

①「主体的・対話的で深い学び」を通して、理科の問題解決の力が確実に身につけることができる。

②理科のおもしろさや有用性を実感できる。

③理科の学びを生活に生かすことができる。

〈編集上の特色〉

①学習の流れを3つに色分けし、それを繰り返すことで、問題解決の力が身につくようにした。学年ごとに育成する問題解決の力にはマークをつけた。

②複数で話し合う場面を多数掲載し、「主体的・対話的な学び」に対応した。

③活動や単元末・巻末問題などを充実し、「深い学び」に対応した。

④児童自ら設定した「理科の見方」で着目できるようにした。「理科の考え方」を踏まえた観察・実験のタイトルにした。

⑤巻頭は3年工藤直子さんの詩、4年松尾芭蕉の俳句、5年万葉集の歌、6年シャーロック・ホームズの言葉を掲載した。

⑥資料を充実させ、マーク(ESD、環境、防災、理科と仕事、伝統、科学技術、英語)をつけた。

⑦間伐材を使った紙の資料ページなど付録を充実した。

⑧さまざまなプログラミング教材を使用した例をwebに公開した。

⑨本紙を軽量化、表紙には丈夫で汚れにくいコーティングを施した。

⑩ユニバーサルデザインを採用した。

学校図書

『みんなと学ぶ小学校理科』(霜田光一・森本信也ほか)
《編集の基本方針》

これからの社会の中で、子供たち一人ひとりが持続可能な社会の担い手として主体的に生きていくために、ここの考えを尊重し問題解決をしていき、共に高め合う力を育成する。

《編集の特色》
(1)理科の学び方がわかる教科書

巻頭や単元冒頭では、働かせる見方・考え方や身につける資質・能力を明確に示し、子供に意識しやすいよう配慮している。また、問題解決の流れでは、各場面で考えたり、行動したりするときの視点を示すことで、何について考えたら良いかを明確にした。

(2)理科の学力を確かにする教科書

学んだ知識・技能を確実に定着させる場面、その上で学びを深めるよう思考力、判断力、表現力を伸ばす場面を設定した。

(3)自然を愛する心情が育つ教科書

持続可能な社会の実現のために、自然を愛し、守っていこうという心情が育つように、実践例や考え方を多数示している。

(4)現代的な課題に対応した教科書

プログラミング教育では、教科書の課題と対応した自社ソフトを掲載し円滑な学習を保証した。

教育出版

『未来をひらく 小学理科』(養老孟司・角屋重樹ほか)
《編集の基本方針》

未来を拓くために必要な力が身につく教科書

①全学年を通して問題解決の力を確実に育てます。

②学習をつなげ、系統的に理解できます。

③知を社会に生かし、学び続ける態度を養います。

《編集上の特色》
◆新学習指導要領のねらいを明確に表現

①各学年で育成を目ざす「問題解決の力」について、先生キャラクターが子どもに問いかけます。

②子どもキャラクターによる例示で、多様な「理科の見方・考え方」を働かせる子どもを育てます。

③主人公が友達と関わり合い学びを深めていく表現が、「主体的・対話的で深い学び」を保障します。

◆理科の授業の流れをイメージできる構成

「見つけよう」「問題」「予想しよう」「計画しよう」「観察・実験」「結果から考えよう」「結論」「学びを広げよう」という構成により、だれでも授業の流れをイメージできます。

◆多様な教育課題に対応

全学年の表紙に「理科の安全の手引き」を掲載。「問題」に正対した「結論」を徹底。プログラミング言語「Scratch」や、最先端の科学、自然災害と関連した減災・防災の取り組みを紹介。CUDやUDフォントを採用。授業に役立つ二次元バーコードを新規掲載。

啓林館

『わくわく理科』(石浦章一ほか)
子どもたちが主役の教科書へ
【編集の基本方針】

①主体的に問題解決に取り組める。

②学びの基礎を身につけ、考える力を育む。

③理科の有用性を実感できる。

【教科書の特色】

①子どもたちが主体的に学びに向かえるような導入の設定、見通しをもって学習に取り組めるよう、学習を見える化。

②学習をふり返る場面を多数設け、活用問題では身近な物事を科学的な視点で考えることで、深い学びへつなげる。巻末には理科で必要な技能をまとめて掲載。

③学んだことが日常生活とつながっていることを実感できる興味深い話題を、わくわくするビジュアルな紙面で多数紹介。

④防災・減災だけでなく、自然のめぐみも紹介する「くらしページ」を新設。自然とよりよく共存できる方法を考えていく。

⑤読みやすいUDフォントを採用。文字付きのマーク、色情報を文字でも表記するなど、すべての児童が支障なく学習できる。

⑥全ての児童が環境にかかわらずプログラミング的思考を育めるよう、6年付録のシート&シールとシミュレーター(QRコンテンツ)を収録。