【工業】東京都立中野工業高等学校 中工カフェオープン

コーヒーの味や香りを研究

本校は、1992年度まで機械科、食品工業科、工業化学科の3学科を設置していたが、93年度からは、学科改変により3学科を「総合技術科」に統合することで、1年次に基礎的な知識・技術を身に付け、2年次から「機械類型」「食品工業類型」「工業化学類型」の3類型に分かれて専門性を深める教育を行っている。

コーヒー豆を焙煎し味や香りを分析

東京都教育委員会が策定した「都立高校改革推進計画新実施計画」に基づき、都立高校では6校目となる「エンカレッジスクール」に指定され、2018年度入学生からは「キャリア技術科」に学科名を変更している。なお、エンカレッジには、「力付ける」「勇気付ける」「励みになる」などの意味があり、本校では、生徒を力づけ、自信を持たせ、一人一人の潜在的な能力を伸ばしていくことを目指している。

今回の研究は、ポリフェノールを多く含んだ高機能食品としての一面を持ち、香りや味が古くから多くの人に愛されてきたコーヒーに着目し、食品工業類型と工業化学類型のコラボレーションにより行われたものである。

本研究では、コーヒーの生豆にコスタリカ産のものを使い、コーヒー焙煎用のフライパンで5分刻みに焙煎していき、味は官能試験および味認識装置により分析、香り成分はガスクロマトグラフ質量分析計により測定した。

その結果、15分から20分までの焙煎が、最も香りが強く、味も濃いという結論を導き出せた。コーヒーの淹れ方による味と香りの変化も測定し、ドリップは100ミリリットル程度のお湯で行うことがよいという結果を得た。

今後は、種類の異なったコーヒーの生豆をブレンドし、食品工業系の教育課程を置く唯一の都立工業高校としての特色を生かして、本校オリジナルの缶コーヒーの完成を目指している。

【トップに戻る】