【商業】北海道札幌東商業高等学校 商品開発から流通まで

地域と共に実際のビジネスを学ぶ

本校は札幌市の東側に位置する厚別区の中心に位置し、近隣には札幌の副都心である新札幌駅を中心とした大型商業施設がある。3年前からこの商業施設内で行われる「あつべつ食の文化祭」(厚別区民協議会主催)に本校マーケティング部や科目「課題研究」の授業などで協力している。

大手小売店バイヤーとの商談

この日のために毎年、新商品のコロッケや珍味など地元企業と共同開発している。特にマーケティング部では、イベントの協力だけにとどまらず、「にんにく味噌だれ」の企画提案、試食会、大手小売店バイヤーとの商談、新商品発表後の販売促進にまで力を入れてきた。

年に複数回行われる販売会では、札幌市中心部の百貨店や大型小売店で生徒自ら店頭に立ち、客に試食を直接提供するなどの活動を行っている。最近ではSNSを活用した商品紹介やブランドイメージ向上も図り、企画、開発、商談、流通、販売促進と一連のマーケティング活動を実践してきた。

これらの取り組みの結果、主力商品であるコロッケの累計販売個数はデビューから3年で13万個に達した。さらに今年も新たな味をデビューさせ、数を増やそうとしている。

本校の商業の実践的取り組みは部活動だけではない。3年生の必修科目「課題研究」や2年生流通経済科必修科目「商品開発」でも、企業との共同開発が行われており、この1~2年間だけでも缶コーヒー、珍味、パン、スイーツなど流通が可能な十数種類の商品が開発されている。

特に缶コーヒーは2万4千本の製造、パンは大手パン製造業者と食品卸売業者の協力で全道で数万個単位の製造と販売が展開されている。

先述した地元のイベント「あつべつ食の文化祭」への協力も、企業とのパイプを一気に広げる要因となっている。もはや地元と学校とのつながりは、切っても切れない関係である。

地域と学校と企業が互いの力を出し合いウィンウィンの関係で発展していく理想的な環境が、いままさに実現したと言えよう。これからも本校では、商品の開発や流通などの学びを通して、ビジネスで役に立つ実践的な力を育成していく。

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