【総合】新潟県立佐渡総合高等学校 佐渡の魅力を発信する活動

食と環境をテーマに

本校は農業高校を前身とし、佐渡島内で唯一専門教育を受けられる総合学科設置校として2001年度に改組され、20年度に110周年を迎える歴史と伝統のある学校である。

佐渡の伝統食「おこしがた」のオリジナル商品を作成

野生の朱鷺(トキ)が生息する佐渡では、朱鷺を守る環境に配慮した農業が行われ、2011年、国内初の世界農業遺産(GIAHS)に認定された。これまで本校は佐渡市と連携し、「GIAHSプロジェクト」に参加するなど、島内外の幅広い世代に向けた広報活動やGIAHS農業を守る活動を行ってきた。これらの活動実績が環境省をはじめ、新潟県や大学などからも認められ、各種表彰を受けるようになった。

また、首都圏の卸売業者から佐渡米と本校の生産米が注目され、実際に注文の依頼もあった。

佐渡には「おこしがた」という伝統食がある。花などをかたどった木型に、団子生地を詰めて型抜きし、それを蒸した団子の一種である。現在、この木型職人が島内に一人もいなくなり、食文化継承が危ぶまれていた。教育活動の一環として本校に設立した模擬株式会社「STACH Island」の活動の中で、「おこしがた」に使われる木型の製作とオリジナルの「おこしがた」の商品開発に取り組んだ。

総合学科の特色を生かし、各系列(5系列)で役割を分担、本年7月にオリジナル商品の「おこしがた」を完成させ、地域で開催される各種イベントで販売活動を行った。島外のイベント参加者にも興味を持ってもらい、佐渡の伝統食の継承と発信に協力できた。

食と環境をテーマにした佐渡の魅力を発信する活動は、地域の力を生かした社会づくりの一助となり、地域産業の発展に貢献する。

生徒は、地域から、佐渡の産業や文化、生活を支えていく人材として大いに期待されている。今後も、系列間の連携と地域とのつながりを大切にしながら、豊かで接続可能なまちづくりを目標に、地域密着型の活動を続けていきたい。

【トップに戻る】