中学校教科書特集 書写

令和3年度~令和6年度使用中学校教科書を教科書発行者の協力のもと紹介する。

東京書籍


『新しい書写』(平形精逸ほか)
《基本方針》

①確かな書写力が身につく―文字を正しく整えて書くためのポイント「書写のかぎ」を核とした課題解決型の学習過程で構成。「見つけよう」課題発見・把握→「確かめよう」確認→「生かそう」応用の展開とした。振り返りと学習のまとめを充実させ、主体的・対話的で深い学びへと導く。

②日常に生かす活用力を養う―習得した「書写のかぎ」を学習や生活の中で活用する単元「生活に広げよう」と巻末の「書写活用ブック」で、適切に書くための思考力・判断力・表現力等を育成するようにした。

③文字と向き合う心を育てる―巻頭の「書写で学ぶこと」や文字文化コラム「文字のいずみ」で、文字や書くことに主体的に向き合う態度を養うようにした。

《編集の特色》

行書学習では特に書く際の動きを重視し、よく出てくる動きを四つに類型化して示すことで、動きへの意識を高めて汎用的に書ける力がつくように工夫した。紙面上の二次元コードなどから、運筆動画などのデジタルコンテンツも活用できる。また、国語と連動する題材にはマークを付けて可視化し、カリキュラム・マネジメントや活用力の育成に役立つようにした。

三省堂


『現代の書写 一・二・三』
■編集の基本方針

「社会生活に生きる書写の力」を基本方針に掲げ、未来を担う学習者がこの教科書をとおして自分の文字をよりよくしていきながら、社会生活の中で生かせる書写の力を獲得することを目指して編集した。特に、「教えやすく学びやすい」学習サイクルを意識し、「何を、どのように学べばよいか」が、ひとめでわかる教科書になるよう工夫した。

■特色
    1. 各教材を見開き2ページで構成し、同一の学習の流れにすることにより、学習内容がひとめでわかるようにした。
    2. 当該教材で学習すべき書き方のポイントを、各教材の冒頭に提示。「どこに気をつけて、どのように書けばよいか」を、具体的な字形例とともに示すよう配慮した。
    3. 毛筆で学習したことを硬筆で書いて身につけられるよう、書き込みページを豊富に設置。
    4. 文字の役割や、手書きすることの意義を認識できる教材を設置し、豊かな文字文化にふれられるようにした。
    5. 小学校書写との連携、高等学校芸術科書道への接続を重視し、書写の基礎的な知識や技能を確認しながら身につけ、書写・書道に関する幅広い興味をもつきっかけとなる教材を設置した。

教育出版


『中学書写』(角井博、加藤祐司、長野秀章ほか)

《編集の基本方針》

①基礎・基本を徹底し、確実な定着を図る。

②学習や社会生活に活用できる力を養う。

③自らが考え、主体的に学習できる力を養う。

《編集上の特色》

①【まなびリンク】教科書掲載の二次元コードから全毛筆教材の運筆動画を視聴でき、運筆リズムや字形を確認できる。

②【小学校との円滑な接続】小学校で学習した基本点画、筆圧、穂先の動きを、第一学年の第一教材で復習できる。

③【二色の薄墨による解説図版】行書特有の穂先の動きや筆の運びが理解できる解説図版を掲載。

④【国語と関連した授業計画が可能】各学年の硬筆教材は国語での扱いが多い文学作品や古典などから取材。また、小説家などの自筆の文字や平仮名の字源などを掲載。

⑤【他教科の学習や社会生活への活用力を養う】各教科のノートやレポートの例、掲示物、手紙やはがきの書き方など日常に生きる書式を多数掲載。

⑥【文字への興味・関心を高める】先人の味わい深い書や全国の城址写真のコラム、SDGsへの取り組みとして環境ポスターの作例など、豊かな文字文化を感じる事例を掲載。

光村図書出版


『中学書写一・二・三年』

「書く力」を、ぐんと伸ばす教科書。

◆編集の特色

①見通しをもって主体的に学べるよう、「学習の進め方」を明示した。

②全教材に学習のポイントがひと目でわかる「学習の窓」を設け、日常の様々な文字に応用できる普遍的な基礎・基本、原理・原則を示した。

③行書の基本的な書き方を学ぶ主教材は、半紙原寸大で掲載した。

④教科書に完全準拠した全28ページの硬筆練習帳「書写ブック」を新設。毛筆教材文字と同じ学習要素をもつ硬筆課題を豊富に設定し、硬毛の密な関連を図ると同時に、学びが日常に生きるよう配慮した。

⑤身の回りにある看板や新聞題字などの文字を取り上げた「全国文字マップ」をはじめ、文字文化の豊かさに触れる多様な教材を用意した。

⑥学習の参考となる教科書連動コンテンツを豊富に用意した。紙面の二次元コードをスマートフォンやタブレットで読み取ると、簡単に運筆動画や写真資料などを閲覧することができる。

⑦カリキュラム・マネジメントへの対応として、国語や他教科との関連教材を多数位置づけ、教科横断的な指導ができるよう配慮した。