中学校教科書特集 社会

令和3年度~令和6年度使用中学校教科書を教科書発行者の協力のもと紹介する。

東京書籍


『新しい社会』(矢ケ﨑典隆・坂上康俊・谷口将紀ほか)

新学習指導要領の最大のポイントといえる、「主体的・対話的で深い学び」を無理なく実現できるよう、「問い」を軸に単元を構造化した。各単元の導入の活動を通して単元全体を貫く「問い」である「探究課題」を立て、1時間ごとの「学習課題」と、学習内容のまとまりごとに設定した「探究のステップ」に取り組むことを通して、まとめの活動で探究課題を解決するという課題解決的な学習を基本とした。課題解決の過程では、社会的な「見方・考え方」を捉え、働かせることで、学びを深められるよう配慮した。

特別支援の観点から、不要な凹凸などを省いたシンプルなフラットデザインを採用したり、振り仮名の濃度を抑えて本文を読みやすくしたりするなど、全ての生徒が安心して学習に取り組める紙面づくりを工夫した。

小学校3年生から始まる「七年間の社会科学習」の系統性に配慮しながら、地理・歴史・公民・地図の4冊を、「中学校社会科」の教科書として一体的に編集した。地図帳は、地理だけでなく、歴史・公民も含めて3年間の社会科学習を通して活用できる、教科書準拠の資料集として位置付けた。

教育出版


『中学社会』
《編集の基本方針》

①市民的教養としての基礎・基本の確実な定着、見通し・振り返りの学習場面の充実により、「主体的・対話的で深い学び」の実現をめざした。

②社会のしくみや課題を読み解く言語活動を重視し、生徒自ら「見方・考え方」を働かせて、表現する力の育成をめざした。

③主権者として主体的に社会に参画し、社会と関わり続ける意欲を高める学びの充実をめざした。

《各分野の特色》
『地理 地域にまなぶ』(竹内裕一ほか)

地勢図や日本列島の衛星画像などから、地図を読み取り、活用する力が身につくようにした。
多面的・多角的な視点が育まれ、地域のあり方を考えさせるような身近な課題を取り上げた。

『歴史 未来をひらく』(久留島典子ほか)

時代を大観する構造図や地域を調べる活動などを通じ、自分と歴史のつながりを意識でき、興味・関心が高まるようにした。
伝統・文化を創り、伝える人々の営みに関わる歴史的資料を充実させた。

『公民 ともに生きる』(成田喜一郎ほか)

学習を通じ「持続可能な未来」について考え、「私の提案」の作成をゴールに、社会と関わり続ける力が身につくようにした。

帝国書院


『社会科 中学生の地理』

①地域の姿が見える自社撮影の写真や、イラスト地図を多数掲載。

②地域の特色を着実に理解できるよう、地誌の展開を工夫。

③見通し・振り返り学習がしやすい「問い」の構造により、「深い学び」につながる。

④「地理的な見方・考え方」を育む資料を充実。

⑤SDGsの実現に向けた地域事例を多数掲載。

『社会科 中学生の歴史』

①時代の特色をつかめる大判のイラスト特設「タイムトラベル」を各時代の冒頭に設置。

②多面的・多角的に歴史を捉える視点を重視。

③見通し・振り返り学習がしやすい「問い」の構造により、「深い学び」につながる。

④日本の歴史がよりよくわかるよう、世界の歴史を構成。

⑤知識・技能を確実に習得できるよう、因果関係がわかる本文を充実。

『社会科 中学生の公民』

①実社会に興味をもたせるイラスト中心の導入「学習の前に」を設置。

②社会参画への意識を高める資料を充実。

③見通し・振り返り学習がしやすい「問い」の構造により、「深い学び」につながる。

④「現代社会の見方・考え方」を丁寧に解説。

⑤「知識・技能」が身に付くよう、因果関係がわかる本文を充実。

山川出版社


『中学歴史 日本と世界』橋場弦・桜井英治 編
【高校に繋がる教科書】

①山川の高校用教科書と全体の流れをあわせ、わかりやすい本文と大きな図版で、中学生が歴史に興味を持てるよう、工夫がなされている。

②高校でも扱う史料や図版・地図などを、中学生用にイラストで示したり、ポイントを示す発問をつけて易しく紹介している。

③バラエティーに富んだ発問を通して、高校新教育課程の「歴史総合」で求められる「歴史的思考力」を、中学から身につけさせることができる。

【編集の基本方針】
①流れをつかむ

見開き1単元をベースに、時代背景・原因・結果・その後の影響など一連の「歴史の流れ」がつかめるよう叙述を工夫している。

②歴史を考える

美術作品や史料から何が読み解けるか、自分たちの生きている現代や、身のまわりの地域と歴史はどのようにつながっているのか、といった「歴史的見方・考え方」を特集ページで紹介する。

③世界史を知る

世界史の分量を厚くし、主要な時代の世界の様子を地図・イラストで紹介し、広い視野で工夫している。

日本文教出版


『中学社会地理的分野』(水内俊雄ほか)
『中学社会歴史的分野』(藤井讓治ほか)
『中学社会公民的分野』(野間敏克ほか)
1 質の高い学びや授業を保証する教科書です
【三分野共通】

一時間の授業の流れの中に、新しく「見方・考え方」を働かせるための様々なコーナーを設けることで、新しい学習指導要領に対応した学習を行うことができます。

2 生徒自らが学びに動き出す教科書です
【三分野共通】

「どのように学ぶか」を重視して、「主体的・対話的で深い学び」の視点から、教科書全体を通して、学んだ知識を活用し、生徒自らが課題を解決していく学習を行うことができます。

3 学びを日々の生活や社会に活かす教科書です
【地理】

充実した災害・防災教育や、日本の領域に関する記述、最新のトピックスなど、世界や日本で「今」起きている出来事を、地理的事象を読み取ることができる教材として活用できるようにしました。

【歴史】

平和な社会に向けた取り組みや、現代的な諸課題に関する教材を多数掲載しています。先人たちの営みに学び、よりよい未来の実現をめざす心と態度を育むことができるようにしました。

【公民】

生徒が自らの人生を切り開くための資質・能力を育めるように、社会参画や主権者教育を充実させ、SDGsの観点から持続可能な社会の形成に積極的に関わる意識をもって、考えることができるようにしました。