中学校教科書特集 理科

令和3年度~令和6年度使用中学校教科書を教科書発行者の協力のもと紹介する。

東京書籍


『新しい科学』(梶田隆章ほか)

探究的な学習を通して科学的な資質・能力が育成できる教科書を新たな判型A4スリム判(横187ミリ×縦297ミリ)によって実現した。

方針①生徒一人ひとりが主役になる

各節導入の「レッツ スタート!」で学習への気付きを引き出して主体性を高め、生徒キャラクターの会話で対話的な学びを促す。理科の見方・考え方を「科学のミカタ」として提示することで深い学びへ導く。生徒が主役となるように、教師キャラクターはサポートに徹する。

方針②教師にも生徒にも探究の過程と育成すべき資質・能力が見える

各節の展開は「問題発見→課題→仮説→構想→観察・実験→分析・解釈→結論→活用」を基本とし、各活動の枠に育成すべき資質・能力を示すことで、教師も生徒も資質・能力を意識して活動できるようにした。この一連の流れは、生徒も確認できるように、脚注のフローチャートで可視化した。

方針③自ら考え判断し表現する力が身につく

各節の課題に対する結論は、生徒自らがまとめる形とした。つまずきやすい内容には「例題」などの練習問題を設けるとともに、内容解説やドリルなどのデジタルコンテンツを用意した。

大日本図書


『理科の世界』(有馬朗人・小林誠ほか)

資質・能力を育成する学びの過程がわかりやすい▼理科の探究の過程に沿った構成で生徒の資質・能力を育成。1年巻末「探究の進め方」では、理科の見方・考え方を例示しながら、探究の過程を具体的な課題とともに提示。学習内容を活用し、新たな課題を探究の過程に沿って解決する「探究活動」を単元末に掲載。

「主体的・対話的で深い学び」ができる教科書▼生徒が主体的に問題を発見できるよう導入を工夫。探究の過程の各場面では、生徒の話し合い場面を設定し、対話的な活動を通して、深い学びが実現できるよう配慮。

現代的な諸課題に対応▼「安全」「環境」マークで、防災・減災、ESD、SDGsなどの意識を高める。「日本を知る」マークで、日本の伝統・文化、ものづくりを紹介。巻頭や「professional」で、キャリア教育に対応。

誰にでも使いやすい教科書▼カラーユニバーサルデザイン、UDフォントの使用、読みやすいレイアウト、汚れにくく耐久性の高い表紙のフィルム加工など、すべての生徒に使いやすいよう工夫。

ウェブコンテンツ▼学習の理解を深め、技能の定着を図るコンテンツが充実。

学校図書


『中学校科学』(霜田光一・森本信也ほか)
先生を応援

教科書は生徒のものであると同時に、先生のもの。先生を教科書を通して応援したい。その考えのもと紙面を刷新。

①新学習指導要領の理念がわかる・実践できる

○「主体的・対話的で深い学び」を理解し、実現するための手立てを明示。

○巻末にホワイトボードの機能をもつページを準備し、話し合いに役立つ。

○資質・能力を各章ごとに、さらに見方・考え方を時間ごとに示し、授業改善に役立つ。

②探究の資質・能力が身につく

○すべての生徒実験で探究の過程をくわしく示し、若い先生が迷わない。

○学年ごとの探究の重点が紙面でわかり、授業づくりに役立つ。

○探究の結果と考察例が豊富で、生徒の考察する力が伸びる。

③先生も生徒も負担軽減

○生徒の身体的負担を考え軽量化した。

○余裕をもって授業実施できるように時間配当見直し。実情に応じて力をいれる学習を変えたり、授業時間不足に対応したりが容易。

○指導書や定期的な情報配信でも、先生に役立つ教材を提供。

教育出版


『自然の探究 中学理科』(室伏きみ子、養老孟司ほか)
《編集の基本方針》

本書は、「自然を探究する学びを通して、仲間とともに主体的に未来をひらく力が身につく教科書」をめざして編集した。

《編集上の特色》

学習の仕方・内容・デザイン・紙面レイアウトなど小・中のギャップが生じないよう配慮した。

①「探究の進め方」を各学年の巻頭に配置し、折り込みにより、いつでも参照できるようにした。

②「疑問から探究してみよう」を設定し、生徒の資質・能力を効果的に育成できるようにした。

③生徒キャラクターによる表現や「話し合おう」などのマーク、自身の成長を実感できる「学習前の私」「学習後の私」などにより、主体的・対話的で深い学びを促進した。

④大判化により、資料性の向上や見やすい紙面の実現を図るとともに脚注を使用した読みやすいレイアウトを採用した。

⑤観察・実験は、実施しやすさや安全に配慮した。

⑥「要点をチェック」「要点と重要用語の整理」などのまとめと、「基本的問題」「学年末総合問題」などの問題で、学力が確実に身につくようにした。

⑦SDGsをはじめ、将来の生活に関連する今日的な話題を取り上げた。

啓林館


『未来へひろがるサイエンス』(大矢禎一ほか)
未来へひろがる教科書―未来を切りひらく資質・能力を育てるために―
【編集の基本方針】

①学ぶ意欲が高まり、探究しようとする態度を育てる教科書。

②基本事項が定着し、さらなる学力の向上へ導く教科書。

③科学的な思考力・表現力を育て、高めていく教科書。

④科学を学ぶ有用性を感じ、学び続ける姿勢を育てる教科書。

【教科書の特色】

①生徒が主体的に探究する「探Q実験」、自分の考えを書きこむ「探Qシート」、理科の見方・考え方を活かした「みんなで探Qクラブ」を設定し、だれもが探究的に学べる。

②理科が好きになる!「ダイナミックな紙面」、不思議からはじまる「単元導入」、身近に感じる「サイエンス」(理科の有用性を感じるコラムなど)を掲載し、理科への興味を引き出す。

③「基礎・基本」がしっかり身につき(「例題・練習」など)、「活用・応用」する力が身につく(「みんなで解決」「力だめし」など)。

④教科書紙面のQRコードをパッとかざすことで、すぐに使える動画やアニメーションなどのコンテンツが310カ所。1人1台端末環境に向けて、先生の負担を軽減し、一人ひとりの学習をサポート。