中学校教科書特集 器楽

令和3年度~令和6年度使用中学校教科書を教科書発行者の協力のもと紹介する。

教育出版


『中学器楽 音楽のおくりもの』(新実徳英ほか)
《学習の見通し》

主体的・対話的で深い学びの実現に向け、進んで学びあう活動ができる教科書。「演奏の仕方を身につけよう」では、見開き左上に示された「学びのねらい」で学習がスタート、教材ごとに示された「学びのポイント」で展開、見開き右の「まとめの曲」をゴールに設定。「まとめの曲」は学習評価をする教材でもある。

《音楽文化の理解》

和楽器を扱う教材には口唱歌(唱歌)を表記した他、各楽器の唱歌を集約して説明。楽器の共通性と固有性を考え、特微を理解し、話し合う、協働的な学習を展開するページを配置した。

《音楽を愛好する心情》

学習する楽器を巻頭見開きいっぱいに示した他、和楽器の家元からのメッセージ「心をこめて」を掲載。巻末資料ページは、リコーダーやギターの運指がワイドで見やすく、紙面全体から音楽を学ぶ楽しさが広がっていく。

《安心して学ぶために》

特別支援の観点で紙面構成を熟慮しユニバーサルデザインの取り組みを重視。SDGs〈持続可能な開発目標〉と適切に関連した編集を貫徹した。学習に役立つ情報を集めたウェブサイトを活用できる。

教育芸術社


『中学生の器楽』(小原光一ほか)
《編集上の特徴》
①三つの資質・能力と各教材との関連を図示

音楽科で身に付く三つの資質・能力と各教材との関連を図示。各学年の「学びの地図」となるよう目次の次ページに掲載した。年間指導計画や評価計画を立てる際の参考資料としても活用できる。

②主体的・対話的で深い学びを実現する「深めよう!音楽」

具体的な学習の手立てを示した「深めよう!音楽」を最初のセクションに配置。対話的で深い学びが実現できるよう、協働的な場面も設けた。キャラクターの吹き出しでは、教師の発問や生徒の思考、発言を例示し、ポイントを押さえて学習を進められるよう配慮した。

③音楽の学習を通して社会とつながる

音や音楽が、生活や社会、文化とどのように関わり、どのような意味や価値をもつのかを、生徒が意識的に考えるページを新設。「バンドの世界をのぞいてみよう」「楽しもう!和楽器の音楽」など身近なテーマを掲載。

④その他の特徴

思考力を育む巻頭資料。体験活動による深い学びの実現(唱歌の充実)。ソプラノリコーダーや打楽器の扱いの充実。創作の一新。選曲は身近な楽曲から。ICTの活用。