中学校教科書特集 英語

令和3年度~令和6年度使用中学校教科書を教科書発行者の協力のもと紹介する。

東京書籍


『NEW HORIZON』(笠島準一ほか)

英語教育改革のもと、求められる英語力はこれまでと大きく変わります。新しい教科書では、次の3点で対応します。

1点目は、教科化された小学校英語を丁寧に受け止める構成です。中学校入学時から夏休み前までの期間をかけて、小中の接続を確かなものとします。

2点目は、文法学習において目的・場面・状況を重視していることです。小学校の学習が場面中心であることを受け、中学校でも二次元コードの映像「Preview」を見て、文法が使われる目的・場面・状況を生徒がつかめるようにしています。

そして3点目は、新たな読み方の提示です。食や旅行などからSDGsに対応するものまで多様な題材を取り上げ、多種のテキストタイプを織り込んでいます。それらの英文について、

  1. 概要をつかむ
  2. 詳細をおさえる
  3. 表現につなげる

という「3段階読み」で取り組むのが新たな方法です。そうやって理解を発信につなぐ力は、近年の学力調査や入試などでも問われており、高校や将来において英語を学び続けるために必要です。

自分で考え、自分の言葉で発信すること、これこそが中学生にとっての深い学びと考えます。

開隆堂出版


SUNSHINE ENGLISH COURSE 1・2・3(卯城祐司ほか)

学力向上の実現を目指し、次の4つの特色を軸に編集した。

■小学校英語とスムーズに接続

新出表現の導入は、「場面を表す絵(マンガ)を見ながら、やり取りを聞く」という小学校英語と同じプロセスを採用。生徒の気づきを促し、場面とともに表現が身につけられる。また、Small Talkを行うコーナー「Try」では、小学校で学んだ表現や語彙の定着が図れる。

■基礎・基本の定着

各課は、新出表現を理解・習得する「Scenes」、読解力と思考力を鍛える「Think」、本文を再話することで理解力と表現力を高める「Retell」、場面・状況・目的に応じて自己表現する「Interact」で構成。習得した知識・技能を活用し、自ら考え、判断し、表現する力を無理なく育むことができる。

■到達目標が明確

パフォーマンス活動を行う「Our Project」を、3年間を通して8カ所に設置。「Our Project」を到達目標として、各課の学習に主体的に取り組むことができる。

■即興力の育成

全体を通して「話す」活動には、即興でのやり取りや、メモをもとに発表する活動を多く設けた。

三省堂


『NEW CROWN』(根岸雅史ほか)

NEW CROWNの教育目標は、「ことばを使う力を育てる」「他(人や文化など)とかかわる力を育てる」「考える力を育てる」「自ら学ぶ力を育てる」の4点。

〈本書の特色〉

①スムーズな小中接続…1年の冒頭では、小学校で学んだことばの使用場面と語句・表現を振り返るStarterを配置。Lesson1~3では、聞いたり、話したりして小学校での学びを振り返りながら、読んだり、書いたりする中学校での学びへとスムーズにつなぎます。

②力のつくレッスン構成…基礎的な知識・技能を習得するGET、思考力・判断力・表現力を育成するUSEというわかりやすいレッスン構成。各パートで取り扱う領域や各ページの役割を明確にし、教えやすさ・学びやすさを徹底的に追求。

③充実した言語活動…5領域をバランスよく取り扱い、スモールステップで取り組める言語活動。学ぶプロセスを「見える化」。各学年に3回配置したProjectでは、領域統合的な活動を配置。

④多様な教材…考える力を育む「知的好奇心をくすぐる話題」、豊かな心を育てる「心をゆさぶる題材」、生徒が共感できる「生徒目線の話題」などを選択。

⑤QRコード…本文や語句・表現を音声で確認したり、モデル動画を見て発表活動の参考にしたりできる素材を多数提供。

教育出版


『ONE WORLD English Course』(本多敏幸ほか)
《編集の基本方針》

①スムーズな小中接続―小学校での学びを生かしながら、中学校の学びに確実につなげていく。

②「生きて使える英語力」が身につく―「学ぶ力」を引き出す多彩なコンテンツと「確かな力」を育むレッスン構成で、基礎・基本を定着させたうえで、「即興で話す力」を含めた表現力を伸ばす。

③持続可能な世界へ向けて―海外および日本の文化、日常生活と職業理解、SDGsと関わる多様な題材によって、世界のあり方と課題を見つめ、「自分のこと」として向き合う機会をもてるようにする。

《編集上の特色》

①小学校での学びを復習するSpringboardをはじめ、既習事項を少しずつ発展させながら、スパイラルに学習を積み上げることができる。

②各課の見開きPart最後に設けたThink & Tryで、教科書本文の場面・状況を利用した言語活動を行い、思考・判断・表現力を養うことができる。

③巻末のActivities Plusを利用して、質問に2文字以上で答えたり、即興のチャットやスピーチを練習したりしてペアワークを多く行うことで、新指導要領で求められている5つの領域の力をバランスよく伸ばすことができる。

光村図書出版


『Here We Go ! ENGLISH COURSE』

グローバル社会に必要な英語の力と心、そして意欲を育てる教科書。

◆編集の特色
①英語を使う「力」が育つ

小学校での学びを踏まえながら、五領域にわたる英語の力がバランスよく、楽しく身につけられる教科書を目指した。生徒に身近な中学生たちが活躍する本文ストーリーや、社会で実際に使われる英語を素材にした教材を豊富に用意し、確かな学力に基づいた英語を使う「力」の育成を図った。

②英語を使う「心」が育つ

知識・技能だけでなく、世界中の人々とともによりよい世界を築く人になるための「心」が育つ題材や表現を、豊富に紹介。世界の様々な地域の題材を扱うだけでなく、円滑なコミュニケーションを身につけるための表現を豊富に紹介した。

③学びに向かう「意欲」が育つ

紙面のQRコードから見られる音声つきのアニメなど、楽しく学べる工夫で学びたい気持ちを引き出し、次の学びにつなげるようにした。また、各学年に「やってみよう(1年)」「見つけよう(2年)」「続けていこう(3年)」というテーマを設け、学習や発達の段階に応じた指針を示した。

啓林館


『BLUE SKY English Course』(狩野晶子・田尻悟郎ほか)
【編集の基本方針】

①生徒を引きつけるリアルな題材

②生徒の「伝えたい」を引き出し、発信力の養成につなげる

③生徒の「読んでみたい」を引き出し、読解力の養成につなげる

【教科書の特色】
①魅力的な題材

海外で実際に活躍している日本人や、町おこしに成功した事業など、実際の人物や出来事を多く取り上げ、生徒の興味・関心を高める。

②生徒の発信を引き出す活動

興味深い題材を扱うことで、生徒の意見や考えを引き出し、自然な発信活動につなげる。

③見開き構成で読解力養成するRead & Think

各Unitのテーマに関連する、まとまった量の英文を一気に読む。(1年生Unit9以降)

④小中接続の特設ページLet’s Start

小学校英語の内容を7課で総復習できる。小学校英語で使用した書体でアルファベットを導入し、文字が表す音にも意識を向けられるよう工夫。

⑤QRコードで自学自習

本文・新出語句の音声を、画面上に表示した文字を見ながら聞くことができる。新出語句は和訳の表示・非表示が可能で、単語帳のように使える。