中学校教科書特集 道徳

令和3年度~令和6年度使用中学校教科書を教科書発行者の協力のもと紹介する。

東京書籍


『新訂 新しい道徳』(渡邉満・押谷由夫ほか)

中学生の未来を切り拓く力が、よりよい自己形成や、よりよい社会づくりに向かうことを目指して、教科書を編集した。

①人間としての生き方を深く考える

・主体的に考え、対話を通して深い学びへいざなうため、教材冒頭にテーマを設定。また、教材末の設問は二問に精選し、議論する時間を確保できるようにした。

・議論の際に活用する心情円、ホワイトボード用紙を用意。心情円は、三学年で色を統一するとともに裏面も着色した。

・いじめ問題と生命尊重は三教材でユニットを組み、一つの事象を多面的・多角的に考えられるようにした。

②さまざまな出来事に触れ、未知の世界へ

・現代的な課題を中心に教材を差し替えた。2年の新規教材「注文をまちがえる料理店」は、寛容な世の中を実現するために必要なことを考えさせられる教材。

・各学年にコラムPLUSを設定。教材の導入や終末で扱える内容とした。

③より分かりやすく、より体系的に

・ユニットの冒頭に扉ページを挿入し、ユニットとしてのまとまりがひと目で分かるようにした。

・「つぶやき」欄への記入から切り取り式の自己評価用紙記入までの、自己評価の流れを確立した。

教育出版


『中学道徳 とびだそう未来へ』(林泰成ほか)
《編集の基本方針》

教育出版の教科書は、使いやすい構成と魅力的な教材で、「主体的・対話的で深い学び」を表現している。

《編集上の特色》
①学びの流れがわかる、成長が見える

すべての教材に「導入」「学びの道しるべ」を設定し、何をどのように考え、話し合っていくのか、学習のすじみちをわかりやすく示した。見通しをもって学び、道徳的価値にしっかりと迫ることができる。

巻末には、学びを記録し、振り返ることができるページを設け、一人一人の成長を認め、励ます評価につなげることができる。

②「考えたい」「語り合いたい」を引き出す

いじめ・格差の問題や情報モラル、生命倫理、社会の持続可能性など、待ったなしの課題やこれからを生きるうえで考え続けなければならない課題を積極的に取り上げている。教材の分量や形式も工夫し、「じっくり考え、話し合える時間」を十分にとれるようにした。

③カリキュラム・マネジメントがしやすい

学校全体の道徳教育の要として、学校の目標や実態に応じた、効果的で創意工夫ある指導を取り入れやすい構成にしている。

光村図書出版


『きみが いちばん ひかるとき』

社会的変化の著しい現代。子供たちに、自分のよさや可能性を認めるとともに、他者を尊重し、多様な人々と協働しながら、豊かな人生を切り拓いていってほしいと願い、三つの方針を掲げた。

①成長に寄り添い、効果的な学びを実現する!

子供たちの成長の過程、日々の学校生活、教材と教材との関連性などを考え合わせ、一年間の学びはもちろん、中学校三年間を通して道徳の学びが深まるよう、全体構成を工夫した。また、いじめ問題、情報モラル、SDGsなど、今日的な課題について、さまざまな教材で取り扱った。

②主体的・対話的で深い学びを実現する!

問いと向き合い、話し合いの中で物事を多面的・多角的に捉え、自分の考えの広がりや深まりを実感する構造化された「てびき」や、ポートフォリオ形式の振り返りシートを用意した。

③「学びに向かう力」を育む!

道徳科の授業を確かな学びの場とするために、道徳科を学ぶ価値について考える教材「授業開き」を第一教材に、これからの生き方を見つめる「学びの振り返り」教材を最終教材に位置づけた。また、生徒の興味を引くQRコードコンテンツも豊富に用意した。

日本文教出版


『中学道徳 あすを生きる』(吉澤良保・越智貢・島恒生ほか)
◆自分に自信がもてるようになる教科書

〇生徒が見通しをもって主体的に取り組めるよう、学年や年間行事を踏まえた教材配置にしている。また、対話的で深い学びのために「気づく」「考え、議論する、深める」「見つめる、生かす」の3ステップで構成。「学習の進め方」では多様な授業例を示した。

〇「いじめ」について多面的・多角的に考えられるよう、教材・コラムを組み合わせたユニット「『いじめ』と向き合う」を全学年複数配置。「いじめ」の発生しやすい時期を想定して配置しており、「いじめ」防止に正面から取り組める。

〇新学習指導要領で求められる「社会に開かれた教育課程」を実現させ、生徒たちがよりよい社会を創造していけるように、「社会への参画」「将来の生き方」に関わる教材・コラムを組み合わせたユニット「よりよい社会と私たち」を新設。

〇心の成長を記録する別冊「道徳ノート」は、「考え、議論する道徳」に役立つほか、評価や家庭との連携にも生かせる。また、発問欄を空欄にすることで、授業の自由度を向上させた。

学研教育みらい


『新・中学生の道徳 明日への扉』(著作者代表・永田繁雄)

生徒一人ひとりの自ら伸びゆく力を信じ、生徒の心ゆたかな成長を願って編集しました。先入観なく教材と出会えるよう主題名の扱いに配慮し、意欲的に教材と向き合えるよう教材冒頭に「キーフレーズ」を掲載。まさに「主体的・対話的で深い学び」を実現できる教科書です。

◎巻頭のオリエンテーションと連動した特設ページ「深めよう」で一時間の授業の流れが分かります。

◎「生命の尊さ」の内容項目にあたる教材を全学年三教材掲載するとともに、年間を通していじめ防止につながる教材を配置。いじめを生まない力を育てます。

◎学びが活性化し、授業がしやくなる様々な工夫を盛り込んでいます。

《改訂にあたって》

◆授業が活性化するビジュアル…コンパクトでありながら、広がりが感じられるAB判を採用。美しい写真や挿絵、見やすいグラフを多数掲載しています。

◆情報モラル教材を開発…情報モラル教材を各学年二本掲載。うち、一教材は、発達に合わせて系統的に学べる連載にしました。

◆SDGsユニット、キャリア教育ユニットを強化…印象的な扉を設け、ユニット学習に意欲的に取り組めるように工夫しました。

廣済堂あかつき


『中学生の道徳 自分を見つめる』(横山利弘、七條正典、柴原弘志)
●本書の構成

当社の教科書の大きな特徴は、年間35時間分の教材を収録した「本冊」と、生徒の学習の記録となる「別冊」の2分冊構成であることです。

●中学生の心の求めに応える教材を精選した本冊

本冊には生徒が「深く温かい人間性に触れることができる」良質な教材を選定するとともに、各教材に主体的・対話的な学習を促す問いや先人・著名人の言葉を掲載しています。生徒が多面的・多角的な思考を通して、人間としての生き方について考えを深めることができるよう編集しました。

●成長の証となる別冊

「中学生の道徳ノート」への記述を通して、生徒は自分の考えを記録しておくことができ、それを読み返すことで、自分の考えの変化や深まり、自身の成長に気付くことができます。今次改訂では、「学習の記録」ページを巻末にまとめることで、時系列に沿って生徒の成長を見取ること、そして評価の際に確かな手掛かりとすることができるようにしました。また、別冊は記録だけではなく、さまざまなグラフや表、人物の紹介、詩など、指導の構想に応じて活用できる資料が内容項目ごとに掲載されています。先生方の授業イメージに合わせてご活用いただくことができます。