【農業】全国唯一の「馬を学ぶ高校」 北海道静内農業高等学校

高校生の力で強い競走馬をつくる

本校は全国の高校で唯一、競走馬の生産(種付、出産)からセリ上場までの過程を学べる学校である。1978年に日高管内唯一の農業高校「北海道静内農業高校」として誕生し、現在は食品科学科、生産科学科の2学科を設置している。

サマーセール購買者と記念撮影

桜の名所「二十間道路」に隣接しており、本校のある新ひだか町は、全国の80%の競走馬を生産している日高管内にあって、オグリキャップ、スズカマンボ、タニノギムレット、トウショウボーイ、カワカミプリンセス、ウオッカなどの歴史的名馬を輩出している競走馬の産地だ。

この馬産地にある本校の生産科学科には、馬について学習するために全国から生徒が集まり、1年次には馬の手入れや接し方など育成管理の基礎を学び、2年次から馬コースを選択すると本格的に馬を学ぶ学習(馬学・馬利用学)がスタートする。

馬学では、競走馬の生産、育成、セリでの売却の一連の流れを学習。種付や妊娠馬の防疫、出生馬、成馬の生理学を学び、仔馬出生後に強い馬を育成するための知識や技術をさらに詳しく学習していく。

馬利用学では、成馬、当歳馬を利用したナチュラルホースマンシップや乗馬について学習。馬の本能を利用した調教法であるナチュラルホースマンシップを身に付けることで、馬をコントロールする技術が上達していく。この技術は、セリの際の馬の扱いや乗馬技術にもつながり、さらにこの知識や技術を利用してホースセラピーも実施し、引退馬の利用も学習していく。

8月25日に行われたサマーセールでは、本校生産馬・健叶(けんと)「マドリガルスコア2019」を上場し、本校過去最高額の2500万円で落札された。種付から出産、上場するまでの育成に関わってもらった多くの方々の協力のもと日々の学習成果を実感することができた。

次年度は平成最強馬とうたわれるディープインパクトの孫「星(らい)翔(と)」を上場予定である。今後もよりよい馬を輩出できるよう学習を続け、新ひだか町を盛り上げていきたい。

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