【工業】ドローン用い最新技術で測量 大分県立大分工業高等学校

産官学連携で実現図る

本校は、1902年(明治35年)に設立され、今年で119年目を迎える。「技術の道で 未来をひらく 大分工業」をキャッチフレーズに、815人の生徒は、機械科、電気科、電子科、建築科、土木科、工業化学科の6学科で、お互いに切磋琢磨(せっさたくま)し合い、世界に羽ばたく技術者を目指し日々励んでいる。

ドローンを使った土量算出

近年、土木建設業界では、情報化施工が進む中、土木工事現場の最新技術の一つとして「ドローン」が使用されている。そこで、本校でも、2015年にドローンを購入し、生徒が最新技術について学習する機会を設けている。

今回は、3年次の課題研究において、野球グラウンドが正規の形でないことから、整備されていないレフト側スタンドの土量算出を行うことにした。同じ場所をそれぞれトータルステーション(TS)とドローンを使用して測量し、その成果を比較検討してみることとした。

まず、ドローンに関して大分大学の鶴成悦久准教授や民間企業のスペシャリストに講義してもらうことからスタートした。規制により使用制限のある「ドローン測量」は、民間企業の協力により実施することが可能となった。

TS測量では、生徒は高校3年間で培った測量の技術を試す機会となり、細心の注意を払いながら取り組んだ。それぞれの成果を比較検討した結果、全切土量の誤差は約19.9立方メートル、全盛土量の誤差は約9.8立方メートルとなった。

この結果に関して、民間企業の方からは積算上支障はないと判断してもらった。また、TSやドローンには長所、短所があるが、その特徴を生かし、現場で使い分けることも大切であることを理解できた。

将来、土木技術者として世界に羽ばたいていく人材となれるよう、今後も産官学連携を図り、課題研究を進めていきたい。

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