【福祉】地域の福祉課題の解決に向けて 大分県立大分南高等学校

社会福祉リーダーの育成を

本校は、普通科と福祉科を設置する、大分市郊外の判田地区に位置する高等学校である。この地区は、2019年時点において人口は1万2千人、高齢化率は27%である。地域を支える社会福祉リーダーの育成を目指す本科として何か貢献できることはないかと考え、地域の福祉課題の解決に向けた研究に取り組んだ。

高齢者の集まるカフェで実施した認知症についての訪問講座

地域支え合い活動の先進地として有名な大分県国東市の取り組みを学ぶことから始めた。国東市の生活支援員を講師に迎え、地域の課題とその解決方法を考えるワークショップを行うとともに国東市を訪ね、実際の活動について研究した。

住民主体のミニデイサービス活動から、「住民が自分のできることや得意なことを生かして負担感が少なく無理なく活動を続けることができている」といった、地域の活動をつくっていく上で重要なことを学べた。

判田地区の課題は何かを考えるためにニーズ調査を実施した。この調査から、「高齢者が普段の生活の中で手伝ってほしいこと」「災害時の不安が約半数の方にあること、その半面、災害への備えは十分であるとは言えない状況があること」「認知症についての関心が高いこと」などが分かった。この結果から、判田地区の福祉課題とその解決方法について、校内において生徒同士の意見交換を行った。

具体的活動として、地域の包括支援センターと協力した小学校での認知症サポーター養成講座、高齢者の集まるカフェへの認知症理解のための訪問講座、生活に役立つ情報や認知症予防体操や脳トレなどを載せた日めくりカレンダーの作成などを行った。

判田地区の福祉課題を解決するために、今後さらに研究を進め、地域に協力・貢献し、地域の福祉活動に関心を持ち続け、地域の学校としての役割を果たしていきたい。

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