【商業】震災からの復興および地域活性化を目指した学習活動 多様な活動で地元の魅力を発信する

岩手県立宮古商工高等学校

 本校は2020年度岩手県初の校舎制高校として県立宮古商業高等学校と県立宮古工業高等学校が統合して開校した。現在、「商業校舎」3学科、「工業校舎」2学科の生徒が前身の理念を引き継ぎ新たな歴史を刻もうと日々学習活動に励んでいる。

「宮古市移住定住パンフレット作成業務」を推進

 「商業校舎」では、生徒が株主となり、仕入などの業務を行う販売実習「宮商デパート」に取り組んでいる。この2年はコロナ禍により、中止を余儀なくされたが、今後は工夫した開催方法の検討を進める。

 3年生は、「課題研究」を通じて地域活性化に取り組んでいる。「会計科」「情報科」は宮古市から委託を受け、「宮古市移住定住パンフレット作成業務」を推進。高校生の視点から、市内の企業の情報をパンフレットに掲載する記事の取材、取材の様子の動画の作成を行っている。今年度中に完成させ、宮古市の魅力と移住定住の情報発信に取り組んでいる。

 「商業科」「流通経済科」は1年次から「いわての復興教育推進事業」に参加し、岩手県立大学総合政策学部の指導助言を受けながら「まちづくり学習」を行っている。1年次にはまちの至る所を散策し、宮古市を「知る」。2年次には1年次で調べたことを踏まえ、宮古市の魅力と弱点を見つめ直し、市の活性化に必要ことについて「提言する」ことを行ってきた。

 この発表会には宮古市役所をはじめ地域の各関係者など多くの方の参加と助言をもらい、この取り組みの将来的な発展性に大きな希望を抱いた。3年次では現在まちづくりを「実践する」活動の途上にある。

 このように今までの商業の学習活動は、来客に対して満足を与えるという「受け身」の活動から、地元の魅力に触れながら共に発信していく「主体的」な活動に変わりつつある。今後もこの学習活動を進化させ、地域に必要とされる学校を目指していきたい。

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