【意見体験】AOMORIと世界をビジネスで繋ぐ高校生チャレンジ ~パスタソース製作プロジェクト~

青森県立青森商業高等学校 商業科3年 中畑 優奈、情報処理科3年 嶋田 愛梨

 青森県立青森商業高等学校では、2018年度から本校の創立者である笹森儀助翁の功績を称え、一般財団法人青森商業高等学校後援会が立ち上げた笹森儀助基金活用事業「AOMORIと世界をビジネスで繋ぐ高校生チャレンジ」を活用し、台湾の台北市立松山高級商業家事職業学校と連携して、パスタソースの商品開発に挑戦している。

 パスタソースの開発を始めたきっかけは、2018年度に台湾へ行った先輩が、学校交流で青森のPRプレゼンテーションをした際のアンケートで、台湾人はホタテ好きが多いと知ったことからである。そこで青森県産のホタテを使った商品を開発することになり、長期保存が可能なパスタソースに決定した。

 19年度には、試作したオイルとクリームのパスタソースを、本校生徒と保護者を対象に文化祭で試食会を開催するとともに、12月の台湾研修では連携先の生徒にも試食の感想を依頼した。その結果、オイルのパスタソースの方が好評であった。ただ、青森県民は味が濃いという意見が多く見られたが、台湾人は味が薄いという真逆の意見が多く、濃い味を好む青森県民よりも、さらに濃い味を好むことが分かった。また、訪台した際に「日本東北遊楽日2019」というイベントに参加して、テストマーケティングを行い、台湾人の好みの味について調査するとともに、ねぶた囃子やさんさ踊りを披露した経験は、一生忘れられない大切な思い出となった。

 パッケージデザインについては、松山高級商業家事職業学校でデザインを学んでいる生徒に制作依頼をしたところ、配色が日本の色のイメージとは異なっていることに驚いた。

 これらの活動を通して、日本と海外とでは味の好みや色に対するイメージが異なることを理解した。海外の方と協同で商品開発を行う際は、まずお互いの国を実際に見て体験し、文化等を理解することから始め、試行錯誤を繰り返しながらお互いが納得できるまで試作を重ねていくことが大切であることを学んだ。

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