【家庭】「暮らしのデザイン」の授業での取り組み 3年間で大きな力を付けていく

愛知県立豊橋南高等学校

 本校は、普通科(普通コース・教育コース)と生活デザイン科の併置校である。生活デザイン科では、学校設定科目「暮らしのデザイン」を3年間の学びの柱とし、1、2年では色彩検定の受検を通して、色の持つ特性について学び、作品製作に生かしている。

日頃の成果が生かされた数々の作品

 1年生では、描いたデザインを並縫いで縫い取る「さしこ」の布巾から製作を始め、刺しゅう、パッチワーク、ステンシルやモラなど、基本的な手芸技法を小さな作品で繰り返し練習していく。入学時には、玉結びができない生徒も少なくないが、製作を重ねるごとに縫うことに慣れ、上級生の作った作品見本を参考に、刺しゅうや布合わせで少しずつ作品製作を楽しみ始めるようになる。

 2年生になると、材料などに条件をつけ、その中でデザインや色合いなどさまざまな工夫をし、自分らしさの出る作品を意識して製作するようになる。特にクロスステッチのクッションは、デザインを描き、図案を起こすところから始め、1面をクロスステッチで埋めるという単純ながら時間がかかる作業で、忍耐力が必要となる。

 3年生では、ドールハウスやカントリードールなどの作品と、3年間の学びを生かした卒業制作作品に取り組んでいる。2月に行われる卒業制作発表会には、パッチワーク、ハワイアンキルト、ステンドグラスキルトなどのタペストリーやかぎ針編み、レース編み、ドールハウス、刺しゅうなど、生徒一人一人が時間を掛けて取り組んだ卒業制作作品など約300点が並ぶ。

 本校の生徒が、作品製作を通して身に付けていくのは、デザインする力、デザインを形にするために工夫する力、計画的に取り組む力、やり遂げた後の達成感を知り、次にチャレンジする力、やればできるという実体験からくる自信などである。これら、生徒が3年間で体得したものは、卒業後の生徒にも大きな力となっているようである。

【戻る】

あなたへのお薦め

 
特集