平成29年度用高校教科書展示【光村図書出版】

光村図書出版『書Ⅰ』
高校生が書と向き合い、「自分の書」に出会うことのできる教科書を目ざし、次の点を柱に編集した。新版では、臨書・鑑賞の際に扱いやすい中綴じ製本を採用した。

▼基本方針
感じる・学ぶ・考える
 ▼判型・製本
A4判変型(縦297ミリ×横205ミリ)・中綴じ製本
 ▼編集委員
髙木聖雨(代表著者)、黒田賢一、永守蒼穹、宮澤正明、横田恭三、薄田東仙、金子大蔵、坂井孝次、佐藤顕弘、富田淳、中村史朗、鍋島稲子、真鍋昌生、山根亙清(以上、著者)、市原恭代(カラーユニバーサルデザインに関する校閲)、澤田真弓(特別支援教育に関する校閲)

▼編集のポイント
(1)主要古典の扱いが、さらに充実。
書を学ぶうえで基本となる古典は4ページ構成とし、字形や用筆の基礎・基本をしっかりと習得できるようにした。本物に出会う体験ができるよう、古典は、折帖や巻子本そのままの状態を見開き・原寸大で掲載した。また、古典のどのような表現方法を学び、どのような力を身につけるのかを焦点化して示し、表現と鑑賞の基礎的な能力が無理なく定着するよう配慮した。
(2)主体的に学べる活動が、随所に。
主体的に学ぶことで、書を好きになってもらえるよう、自分の好きな古典を「比べて、選ぶ」活動や、用筆や字形の違いを「比べて、話し合う」活動を積極的に取り入れた。
(3)篆刻・刻字は、小冊子に。
篆刻・刻字を、取り外しのできる「篆刻 刻字ブック」にまとめ、学習時期を選ばず、実態に応じて活用できるようにした。ページを大幅に増やし、篆刻は白文印・朱文印、刻字は陰刻・陽刻の制作工程を網羅するなど、内容を充実させた。

『美術1』
ページを開くことそのものが美的体験になるような、生徒の感性に直接響く教科書が実現した。新版『美術1』の特色は次のとおりだ。

▼AR対応の教科書
『美術1』には、AR(拡張現実)を体験できる作品がある。教科書のある図版をタブレットやスマートフォンで読み取ると、作品に関連した映像が表示される。「映像メディア表現」など、写真だけでは伝えきれない情報を、新しいメディアを使うことで補強する画期的な試みだ。

▼美術を学ぶ意味を伝える
巻頭には、美術を学ぶことの多様な意味を語った文章を掲載している。「美術を学ぶ意味ってあるの?」という疑問に対する一つの答えを示しつつ、美術を通して広がる豊かな世界に、生徒の目を向けさせている。

▼ダイナミックなレイアウト
見開きで左右464ミリというA4ワイドのページを生かした、ダイナミックなレイアウトが目を引く。「作品鑑賞室」では、生徒が驚きとともに作品と出会い、細部まで鑑賞できるように、図版が裁ち落としで大きく掲載されている。

▼資料のさらなる充実
技法や色彩など、授業に役立つ資料が、改訂を機にさらに充実した。絵の具や顔料についての資料や、美術史のポイントをコンパクトに紹介した「トピックス美術史」などが新設された。現代美術家の李禹煥や映画監督の庵野秀明らのインタビューでは、作家が美術に関わる仕事を目指すきっかけが明かされている。

▼本としての機能性と授業に役立つ工夫
目次とインデックスの連動など、定評のある機能性・実用性はさらに整理されて使いやすくなった。引き出せる色相環や、ページの隅に配置されたパラパラアニメ、裏表紙のデザインバーコードなど、教科書すべてが教材になるように隅々まで工夫されている。

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