「教育新聞」創刊35周年 ご挨拶

教育こそ「人づくり」の原点

(株)教育新聞社 代表取締役社長 大山 高明

 1975年(昭和50年)に、わが国唯一の週2回刊行の全国教育専門紙としてスタートした「教育新聞」は、今年(2010年)、創刊35周年を迎えました。年末には、通巻3000号を発行することになります。会社創業以来この35年間、弊社は数多くの困難や苦境に直面いたしましたが、皆様方のご支援、ご厚情に支えられ、社員が一枚岩となり、乗り越えてまいりました。
これもひとえに、長年にわたり「教育新聞」の発展を支えてくださった「学校現場の先生」「文教行政関係者」「各種教育産業界」「大学、研究機関」「保護者」、その他多くの教育に関心を持つ方々のご支援のお陰であり、心から感謝申し上げます。言うまでもなく、未来を切り開くのは「人」でしかありません。その「人」をつくる先生方を応援することを「教育新聞」は使命としております。
21世紀の教育の理念を示した新しい教育基本法では、第9条に「学校の教員は、自己の崇高な使命を深く自覚し、絶えず研究と修養に励み、その職責の遂行 に努めなければならない」と規定しています。「教育新聞」は、まさにその教師の「研究」と「修養」のためのメディアです。「研究」と「修養」のために求め られるあらゆる情報を提供し、教師の皆様方の自己改革と研鑽をサポートしてまいりました。そして、そのことが多くの教育関係者の「教育新聞」に対する信頼 につながっているもの、と自負いたしております。

幣社の社是の第一に「私たちは、教育こそが『人づくり』の原点であることを深く認識し、報道を通じてその一端を担っていきます」と謳っております。この 社是を実現するために、スタッフの強化を含めて、教育界におけるネットワークの拡充に邁進し、教育に携わるすべての皆様方のお役に立つべく、全社をあげて 鋭意取り組む所存です。
今後とも「教育新聞」がお届けする教育に関する情報にご期待いただきますとともに、より一層のご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。


 

「教育新聞」創刊35周年 各界からのご祝辞

 「教育新聞」創刊35周年にあたっては、各界からご祝辞を頂戴いたしました。その一部をご紹介いたします。

わが国の資源は人と知恵

文部科学大臣 高木義明

 「教育新聞」が創刊から35周年を迎えられたことを、お祝い申し上げます。
わが国を取り巻く環境は、グローバル化の進展や知識基盤社会への移行など、大きな転換期を迎えております。資源の乏しいわが国が引き続き世界をリードしていくためには、「人と知恵」の力をよりいっそう強化していくことが必要です。
文部科学省では、高校の授業料実質無償化の実現をはじめ、様々な課題に取り組んでまいりました。今後、さらに教育費負担の軽減や就業機会の確保、少人数学級の実現などを進めるためには、国民の皆さまの幅広いご理解とご支援が必要です。
御紙におかれましては、教育行政の理解者として、今後もこれまで同様、ご活躍を期待しております。
末尾ながら、「教育新聞」の発行にかかわった皆さまに改めて感謝申し上げ、本紙の一層の発展を祈念して、35周年に寄せる言葉といたします。

持続的社会の礎は人づくり

文部科学事務次官 清水 潔

 「教育新聞」が昭和50年に刊行されてから、 35周年の運びとなり、まことに喜ばしく思います。偶然ながら、私が文部省(当時)に入省したのも昭和50年でありました。そのころから世界は大きく変動 し、直面している地球規模の課題を克服して日本が持続的に成長し、豊かな社会を築く上でも、その礎となるのは人づくり、すなわち教育です。
「生きる力」をはぐくむという理念の下、文部科学省としては、今年度実現した高等学校の授業料実質無償化を着実に進めるとともに、高校段階の授業料以外 の教育費負担の軽減や、新学習指導要領の来年度からの本格実施、少人数学級への対応に向けた教員の質と数の充実等の教育内容の充実や学校現場の教育環境の 整備に努めてまいります。
子どもたちの興味・関心、意欲を高め、知識・技能をしっかりと身につけさせ、思考力・判断力・表現力などを伸ばすため、「教育新聞」がさらに充実され、その役割を十分に果たされることを期待しています。

教育充実のための提言を

全国連合小学校長会会長 向山 行雄

 「教育新聞」創刊35周年おめでとうございます。
貴社はこれまでわが国の学校・家庭教育の振興にご尽力をいただき、多大な功績をあげてこられました。ここに、全国の小学校長を代表して改めて、敬意を表するとともに、関係者の皆様に感謝申し上げます。
さて、教育課程の全面実施も間近に迫りました。ご案内の通り、教育内容を増やす改訂は40年ぶりのことであります。教育課程の改訂は学校をリニューアルするいいチャンスであります。しかし、ここで十全な準備と実践が行われないと後まで影響するものです。
また、授業時数の増加は子どもや教師にも一定の多忙感をもたらします。全面実施に備えて、こうした反作用の面への対応のためにも、子どもと向き合う時間の確保は大きな課題です。
貴社の皆様には、これからもわが国の小学校教育充実・発展のために情報発信や提言をしていただければ幸いに存じます。貴社のますますの発展を心より祈念してお祝いの言葉といたします。

校長への熱いエールに感謝

全日本中学校長会会長 新藤久典

 「教育新聞」の創刊35周年をお祝いしますとともに、益々のご発展を心から祈念いたします。
いま、中学校教育は多様化、複雑化する課題が山積しています。日夜、それらの課題に敢然と立ち向かうしなやかでたくましい校長ための指針として、全日中は昨年10月に「全日中教育ビジョン~学校からの教育改革」を策定しました。
このタイトルに込めた1万人の中学校長の思いにいち早く賛同と期待を表明してくださり、その具現化の方途について、中学校の置かれている現状を多面的に 分析し、示唆に富んだ提言とともに中学校長に対する熱いエールを送り続けていただいている「教育新聞」に深く感謝しています。
貴紙がさらに充実した紙面づくりをされ、全日中を応援してくださることを強く期待します。

オピニオンリーダーの役割

全国高等学校長協議会会長 青山 彰

 「教育新聞」創刊35周年、誠におめでとうございます。通算3000号の重みを実感しております。
「教育新聞」は週2回の発行であり、私ども教育に携わる者にとり、最新の教育動向、行政施策などに係る掲載記事により、アップ・トゥ・デイトの情報を手に入れ、先を読んだ判断を行う根拠資料とさせていただいております。
「教育新聞」は、いわば、教育という大海を航行する私ども教育者を導く燈台の灯りといって良いと思います。
手塩にかけて毎号を送り出していただいている編集局メンバーの皆様のご尽力に敬意を表するとともに今後も、教育の道筋を鋭く提起する社説、最新の報道、 正確かつ簡潔な諸課題の解説などを通じて、私どものオピニオンリーダーとしての役割を果たしていただければありがたく存じます。
益々のご発展を祈念申し上げ、祝辞とさせていただきます。