(鉄筆)中教審教育課程部会に設置された…

中教審教育課程部会に設置された小学校部会(主査・天笠茂千葉大学教育学部教授)の第1回会合が1月20日に開かれた。この部会は、次期学習指導要領に向けた改訂の方向性について、学校段階別に検討するために設置。ほかに幼児教育、中学校、高校、特別支援教育の各部会がある。

この日の議題は「小学校の教育課程の改善・充実」。17人の委員全員から、課題や問題点などを自由に指摘する形で進められた。委員のうち3人が現職の校長である。印象的だったのは指導方法の問題。特に、学級担任制と教科担任制の在り方に関する議論だ。

「小学校は学級担任制を基本にしているが、教師の専門性が要求される高学年では、中学校との連携が重要になっている中で教科担任制をもっと導入すべきではないか」「高学年の教科担任制が無理ならば、教師が教科を分担し合う教科分担制を考えたらどうか」などの提案があった。

小学生の集団登校の風景を見ていて、高学年児童の体の大きさに驚かされる。まさに中学生並みである。この発達との関連や中1ギャップという問題からも、小学校の学級担任制と教科担任制の在り方を抜本的に考える時機に来たといえる。教科分担制については、ごく一部の小学校で導入されているにすぎないが、今後の課題として検討する余地はあろう。

このほか「小学校1、2年生の学力差が中・高学年に拡大している。幼児期の学びをいかに小学校教育全体に生かすかだ」「幼稚園から高校までを包摂した小学校教育を考えよう」などの発言があった。

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