(鉄筆)経済ニュース共有アプリNEWSPICKSには…

経済ニュース共有アプリNEWSPICKSには、多分野にわたる豊富なニュースが日々更新されている。記事に寄せられるコメントは実に多い。

昨年末、弊紙も登場した。その1つに「職歴なしの若者 過半がコミュニケーションに難題」との見出しで、本紙電子版にいち早く掲載された認定NPO法人育て上げネットによる「若年無業者白書2014-2015」がある。白書によれば「職歴なしでは52・7%と半数以上がコミュニケーションに難があった」。

この記事へのコメントも複数あった。それらを読んでから、鉄筆子も書き込んだ。

「コミュニケーションの語源はラテン語の「cum(クム=共に)+uni(ウニ=1つ)」です。コミュニティーも同様の語源です。誰かと深く関わって味わう一体感、心から自他が交わる対話や出会いを体験していなければ、コミュニケーションはただの機能的な言葉のやりとりにすぎなくなります。コミュニケーション不足の裏には、皮相的な関わり合いしかない状況があると考えます。ある学生たちが、障害のあるわが子(養子)と共に懸命に生きる家族と出会い、その夜、話し合いました。学生たちは『俺らは本当に深い話をしたことがなかった』と感想を述べました。人間の根っこには、深いコミュニケーションが絶対に必要です」。

言葉が盛んにやりとりされているのをもって、言語活動が成立していると勘違いしてはならない。それは独り言の域を出ない言葉なのかもしれない。沈思黙考などノンバーバルの時間も言語活動だ。言語活動では、その深さをこそ問おう。

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