(鉄筆)解決が難しい教育課題の1つに…

解決が難しい教育課題の1つに不登校問題がある。残念ながら、関係者の努力にもかかわらず、決め手がなかなか見つからないのが現状である。そんな折、2月5日に開かれた文科省の「フリースクール等に関する検討会議」(永井順國座長)での、神奈川県の報告が注目された。

県教委の笠原陽子教育監が、学校とフリースクール等との連携(その経緯、取り組み、効果・課題など)について語った。「顔が見える関係づくり」を目指した学校、市町村・県教委、フリースクール等との緊密な連携・支援体制によって、成果を上げている現状を明らかにした。

驚くことに、県内には横浜市や川崎市などの各地域に、27ものフリース―クール、フリースペースなどの団体がある。平成18年2月には、それらの団体と学校や教育関係者らによる連絡協議会が設置されている。「不登校児童生徒の将来の社会的自立や学校生活の再開に向けて相互理解、連携を図る」を確認事項に掲げ、活動してきた。

連携事業に基づく取り組みとして、不登校相談会、進路情報説明会、フリースクール説明会などが行われている。進路情報説明会や不登校相談会などの実施が成果として挙げられた。課題は、福祉機関との連携など。

ユニークな取り組みとしては「教員派遣研修」(1年間、10人程度)がある。研修に参加した教員らは、得難い体験談であったとして「どんな人とも対等に交わるというスタンスを学ぶことができた」と語る。他の自治体でも、こうした「教員派遣研修」を実施するのをお勧めしたい。

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