(鉄筆)文科省の不登校に関する…

文科省の不登校に関する調査研究協力者会議(森田洋司主査)は2月26日の会合で、「不登校児童生徒への支援に関する最終報告案~一人一人の多様な課題に対応した切れ目のない組織的な支援の推進」について、詰めの話し合いをした。昨年7月の発足以来、精力的に審議してきた。最終報告は、今年3月中にも出される予定だ。

この日の会合で印象深かったのは、複数の委員から不登校児童生徒の支援に対する「学級担任の役割」が強調された点である。スクールカウンセラー(SC)やスクールソーシャルワーカー(SSW)などとの連携・協力は、チーム学校の中で、当然のように評価されている。だが、学級担任の役割が、それほど重視されていない印象は否めない。

これに異論を持つ委員からは、「担任の先生は、親のような存在。教室復帰をするためにも、担任の存在は欠かせない」「不登校児童生徒に居場所づくり、仲間づくりをするためにも、担任の役割は大きい」「SCやSSWと連携し、チーム学校で対応するにしても、その中核になるのは学級担任になるべきだ」などの意見が出された。

最終報告案に「不登校の児童生徒や保護者の心情を受け入れ、共感し、寄り添う姿勢を大切に配慮し、適切な働き掛けとなるように組織的・計画的に行うことが重要」というくだりがある。

その重要な担い手として、学級担任を当てるのは、ごく自然なことではないか。最終報告の副題にある「多様な課題に対応した支援」を実現するためにも、そうした配慮をしてほしいものである。

関連記事