(鉄筆)中教審幼児教育部会(無藤隆主査)は…

中教審幼児教育部会(無藤隆主査)は初中教育分科会教育課程部会の下部組織として昨年10月の初会合以来、幼稚園教育要領の改訂を見据え、「幼稚園教育の改善充実」「幼児教育と小学校教育の接続」を中心に熱い議論を交わしてきた。3月30日には第6回会合が開かれている。

議論は「幼児期において育みたい資質・能力」を中心に進んでいるが、現在、注目されている「アクティブ・ラーニング(AL、主体的・協働的学習)の視点を踏まえた指導」にも強い関心が集まっていた。

委員の1人は「現行の幼稚園教育要領の中には『心動かされる体験が次の活動を生み出すことを考慮し、一つ一つの体験が相互に結び付き、幼稚園生活を充実するようにすること』という記述があり、ALにつながる内容が書かれている」と分析していた。

他の委員も「幼児教育は、先生が答えを一方的に教えて、その通りにさせるのではなく、自分で物事を考え、自分で責任をとり、自分で行動する教育、すなわちALを重視すべきではないか」「ALでは『深い学び』『対話的な学び』『主体的な学び』が重視されている。『主体的な学び』でいえば、自発的な活動としての遊びが中心になる。ここが幼稚園教育の中心になる」と強調していた。

これらの発言は、幼稚園教育界のALへの理解度を物語るものといえそうだ。それに比べて、小学校教員のALに対する発言の少なさから見ても、その反応は、あまり芳しいとはいえないような気がする。その意味でも、幼小接続をさらに重視する必要がありそうだ。

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