(鉄筆)次期学習指導要に向けて…

次期学習指導要に向けて審議している中教審教育課程企画特別部会は4月15日の会合で「対話的な学び」「主体的な学び」「深い学び」の3視点に立ったアクティブ・ラーニング(AL)による授業改善を求めている。しかしながら現段階では、具体的な議論には至っていない。

ただ、3視点のうち「対話的学び」や「主体的な学び」は、その趣旨が教科共通で理解できるのに対して、「深い学び」の在り方は、各教科などの特質に応じて示される必要がある。その具体像については現在、各教科等のワーキンググループで議論中で、具体的なイメージがつかみにくいと、現状を率直に説明していた。

特に「深い学び」では、「ALの視点に基づく学びについては、深さを欠くことによる失敗事例も報告されている。『深い学び』を通じて子どもたちの各教科等の内容的な理解に責任を持ち、必要な指導内容を組み立てる力量を高め、基本的な事項は分かりやすく教員が教えることを含めて、子どもたちに関わっていくことが求められる」と、示唆に富む提言をしている。

これらの議論と並行して、全国各地の公立学校に、これら3視点に立ったALを推進する実践校を数多く育成するのが重要ではないか。その手始めとして、教委が実験校や研究指定校などによる先行研究・実践を積み重ねる努力が求められる。

学校法人鶴学園広島なぎさ中学校・高校は、私立学校の中で「深い学び」の実現に向けた実践校として知られている。そうした学校の実践を大いに参考にしたい。ALへの「深い」理解が重要だ。

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