(鉄筆)中教審初中教育分科会学校安全部会は…

中教審初中教育分科会学校安全部会は6月13日、第1回会合を開催。来年度以降の5カ年計画で審議入り。馳浩文科相による今年4月の諮問「第2次学校安全の推進に関する計画の策定について」を受けた会合だ。

諮問では新たな課題に「スマホやSNSの普及・危機意識への対応」を挙げた。「学校を標的とした新たな危機事象が懸念されており、新たな視点からの取り組みが必要」との理由からだ。この問題への国の取り組みは遅い。民間の方が先行している。「出会い系被害」「個人情報漏えい」「ネットいじめ」「スマホ依存」「危険なアプリ」など、スマホの典型的な被害を疑似体験できるアプリを配信したり事例集を発行したりしている。

安全面で新たな脅威となっているのが「ラムサムウェア」。パソコンのハードディスクドライブを暗号化し、これを「人質」に、解除するためにラムサムウェアの作者が「身代金」を要求するウイルスである。いま世界中で猛威を振るっている。

この問題について守屋英一内閣サイバーセキュリティセンター上席分析官は「文藝春秋」7月号に「サイバー犯罪の転換期」を寄稿。「インターネットを使う以上、誰もがサイバー犯罪の被害者になる可能性がある。ラムサムウェアの脅威を契機として、個人のセキュリティ意識をいかに高められるか。私たち一人ひとりが試されている」と警告した。

新手の脅威は止めどない。同部会で徹底した議論を積み重ねてほしい。最も大切なのは、やはりセキュリティの重要性について意識を高める取り組みであろう。

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