(鉄筆)中教審は次期学習指導要領に向け…

中教審は次期学習指導要領に向けた改訂作業を精力的に進め、すでに学校段階別、教科別の「取りまとめ」段階に入っている。それに呼応するかのように、学校現場の中には、次期学習指導要領を先取りした取り組みを行っている自治体もある。

奈良県天理市教委(森継隆教育長)もその1つで、5月に「自己表現を含むコミュニケーション力の向上」を目指し、同市立福住小学校5・6年生を対象に「オンライン英会話授業」を開始し、話題になっている。

その実践内容については、この事業に協力・連携したベネッセの最新号「VIEW21 教育委員会版」に詳しい。授業のシステムには、インターネット通話サービスの「Skype(スカイプ)」を利用。教室と海外のネーティブ講師とをつなぎ、英会話レッスンを受ける。月2〜3回、1組約20分のレッスンを、年間20回のプログラムで行う。

同校の小西和子校長は「外国語活動ではALTは補助的な役割で、担任が主導し日本語も交えて楽しく活動するのを目指している。今後もこの形を継続する一方、オールイングリッシュのオンライン英会話授業では、積極的にコミュニケーションを取る力を養うとともに、より実践的な英語力を伸ばしていきたいと考えている」と抱負を語る。

市教委では、今年度3学期から同校3・4年生でもこの授業を導入。他校での実施や同校と1小1中の関係にある同市立福住中学校での実施も検討中。過疎化が進む教育環境の中にあって、学校の特色化を図る関係者の熱意と努力が実るよう、大いに期待したい。

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