(鉄筆)リオデジャネイロ五輪が8月22日…

リオデジャネイロ五輪が8月22日、閉会した。世界記録が生まれ10代の若い選手が躍動した。表彰式でのプロポーズもあった。その中で4日目の体操男子団体総合での日本の金メダルは特に印象的だった。04年アテネ五輪以来、3大会ぶり7度目の快挙。技術力とチーム力のたまものだった。

内村航平、加藤凌平、田中祐典、白井健三、山室光史の5選手。終盤まで先行していたロシアを逆転しての勝利に喜びもひとしお。勝因として各紙のスポーツ評論家などが一様に指摘していたのが、4年前のロンドン大会での失敗。これを教訓に、チーム一丸となってミスをカバーした総合力が金に導いたと。

ことに、演技を終えた仲間を笑顔で迎えたり演技の合間に声を掛け合ったりする選手の姿が目立っていた。その結果、一緒に戦う気持ちが仲間を励まし一体感を生んだという。また長らく続いた「内村頼み」からの脱脚も要因という。

コメントの中には「体操ニッポンが新たな歴史を作った日。それは5つの才能が互いを支え合う形で融合し、偉大なチームが誕生した瞬間としても永遠に記憶されることだろう」との高い評価も寄せられていた。

教育の世界でも現在、学校にチーム力が強く求められてきている。異なる専門性が力を合わせ、学校全体の教育力向上を目指すのがチーム学校である。体操男子日本チームの活躍で参考にすべき点は多々あろう。人間だから、細心の注意を払っていてもミスは生じるだろう。それを互いにカバーし励まし合う日本チームの姿勢は、ぜひとも大切にしたい。

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