(鉄筆)文科省は8月19日、大学が教職課程を…

文科省は8月19日、大学が教職課程を編成するに当たり参考となる指針「教職課程コアカリキュラム」の在り方に関する検討会の初会合を開いた。委員は大学関係者ら10人で構成されている。

検討会の設置は昨年12月の中教審答申「これからの学校教育を担う教員の資質能力の向上」からきている。「コアカリキュラムを関係者が共同で作成することで、教員養成の全国的な水準を確保することが必要」との提言を踏まえ、「教職課程で共通的に身につけるべき最低限の学修内容を検討すること」が目的。

同省では、過去数回にわたる中教審答申などを受け、コアカリキュラム作成の必要性を指摘。指導を重ねてきたが、大学関係者の動きは鈍く、効果を上げているとは言いがたい。「教育実習さえ手を抜いている」との批判が聞かれるほどだ。

そんな状況の中で、コアカリキュラムを取り入れて成果を上げている大学がある。日本教育大学協会所属の北海道教育大学釧路校である。その実践の詳細については、この日の検討会で同学の玉井康之教授が報告。全国の教職大学のモデルとなる改善策が網羅されている。

新学習指導要領の実施を控え、教員が身に付けるべき最低限必要な資質能力として、カリキュラム・マネジメント、アクティブ・ラーニングによる授業づくり、電子教科書を用いた指導法、「チーム力」の活用などの難題が挙げられている。果たして大学側は、教職課程を通して、修得すべき資質能力や学修内容に、前向きに取り組むことができるのだろうか。不安は拭いきれない。

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