(鉄筆)大学生などに就業体験の…

大学生などに就業体験の機会を提供するインターンシップ制度。文科省は、大学などでの実施状況を踏まえ、適正な普及に向けた具体策を検討するため、今年6月に有識者による「インターンシップの推進等に関する調査研究協力者会議」を設置。第2回会合を10月18日に開き、大学や企業からの事例発表を基に意見交換した。

インターンシップの推進に関しては、大学側の取り組みが消極的なのに対し、受け入れ側の企業の方に積極的な姿勢が目立つ。この日の会議にもその傾向は表れていた。特に(公社)経済同友会の発表が注目された。

この経済同友会版インターンシップは「望ましい枠組み」を設定し、「大学での支援体制の整備」「大学が関与する形でのプログラム開発」「大学でのより一層の単位化」「長期化(1カ月以上)」「学部1、2年生からの早期参加」「報酬の支給(実費支給は必須)」など、こと細かに定めている。

ねらいは「学生の資質・能力の向上」。具体的には、(1)チームで協力して解決する力(2)困難から逃げずに乗り越える力(3)多様性を尊重し、組織力を高める力(4)価値観の異なる相手とも双方向で真摯に学び合う対話力——の4つの力の育成を目指す。

この取り組みに参加しているのは、今年2月現在、国公私立大学9校、高専2校、企業17社である。「来年度以降も規模を拡大し、多くの学生に学びの機会を提供していく」という。米国には、企業や経済界と大学との密な関係がある。とかく消極的な日本の大学は、グローバル化の中でどんな方向に進むのか。

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